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猫を愛し、その魅力を芸術作品に残した画家、アンリ・マティス フランス


フランスの画家アンリ・マティスは、その独自の色彩感覚と大胆なデザインで「フォービズム」の主導者として有名です。法律を学んでいたマティスは、様々な織物に触れる中で美的感覚を磨き、絵画の道を歩むようになりました。彼の生活には猫が欠かせない存在であり、「Minouche」「Coussi」「La Puce」と名付けた3匹の猫を非常にかわいがっていました。マティスは1910年に「少女と黒いネコ」を制作し、娘と黒猫を描きました。また、1914年には「赤い魚と猫」という作品を残しており、この絵には彼の明るい色彩と簡略化された形状が見事に表現されています。マティスは多くの鳥も飼っており、鳥類の専門家を雇うほどの愛情を持っていました。これらの動物たちは偉大な芸術家の創造のパートナーでもあったと言えるでしょう。

天才画家と3匹の愛猫

猫を描いたマティス風のポスター

画像はイメージです

マティスはフランス北部の町で生まれ、高級織物で有名なボアン=アン=ヴェルマンドワで育ちました。子供時代に世界各国の織物にふれることで色彩やデザインの感覚を磨いた彼は、はじめは法律を学びましたが、のちに絵画制作を始めました。

やがて「フォービズム(野獣派)」とよばれる、明るい色彩と大胆なデザインが特長の作品を次々と発表していったのです。

マティスは猫をとてもかわいがっていました。3匹の愛猫はそれぞれ「Minouche」「Coussi」「La Puce」という名で、毎朝ブリオッシュのかけらを彼からもらって甘やかされていたといいます。

猫を描いた傑作も

マティスの「ダンス」をもじって作られた猫のダンス風景

画像はイメージです

彼は1910年に「少女と黒いネコ(Girl with a Black Cat)」を描いています。この絵には美しい黒猫(La Puceは黒猫でした)を膝にのせている彼の娘の姿が描かれています。その4年後には魚を捕まえようとする猫も描いています。

「赤い魚と猫(The Cat with Red Fish)」は、テーブルの上に座っている猫のそばに金魚鉢が置かれていて、その中で2匹の赤い魚が泳いでいる場面が描かれています。

この作品には、当時のマティスの作画スタイルの特徴である「明るい色彩と大胆に簡略化された形状」がよくあらわれています。この絵は現在、ニューヨーク近代美術館に所蔵されています。

多くの鳥も飼っていたマティス

鳥を見つめる猫

画像はイメージです

マティスは猫だけでなく、犬や鳥へも特別な思いを抱いていたようです。数百羽もの鳥を自宅で飼っていましたが、そのほとんどはウグイスやツグミなどの小鳥やハトでした。そうした鳥たちの世話をするため、彼は鳥類の専門家まで雇っていたといいます。

鳥たちが同居猫のことをどう思っていたのかは不明ですが、もしかしたら「偉大な芸術家に愛されたペット」同士で仲良く付き合っていたのかもしれませんね。

出典:
Friday Art Cat: Henri Matisse (1869 – 1954)
When did Henri Matisse paint the cat with red fish?
10 Facts You Should Know About Henri Matisse


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