1.環境の変化
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猫は、環境の変化にとても敏感な動物です。引っ越しや模様替えがストレスになる猫は大変多く、ときには体調を崩すことさえあります。中には、餌皿や寝床が変わっただけで不安になる繊細な猫もいるようです。
物の変化だけでなく、タイムスケジュールが変わることで精神を病んでしまう猫もいます。
飼い主さんが転職してお留守番の時間が長くなったり、昼夜逆転したりすると、毎日のルーティンが決まっている猫は非常に負担になる場合もあるのです。
人間の変化も同様です。家族が増えたり減ったり、来客が来たりしてストレスになるケースも少なくありません。
猫を飼っている家では、なるべく環境を変えないことが大切。リフォームや来客などで一時的に変化がある場合は、静かな部屋に避難させておくなど工夫が必要です。愛猫の性格を考えて対策を考えましょう。
2.家族との関係性
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猫は単独で狩りをするため、孤高の存在だと感じている人が多いかもしれません。しかし、猫も人間関係で悩むことがあるのです。対象となるのは、一緒に暮らす人間や猫であることがほとんどでしょう。
いじわるな人がストレスの元となるのは想像できると思いますが、反対に構い過ぎて猫がイライラしてしまうケースもあります。触られたくない部位を無理矢理触られる、ひとりでいたいのに遊びに誘われるなど、猫のペースを無視した行動は控えましょう。
また、多頭飼いでストレスをためる猫も多いといわれます。人間と同じように猫にも相性があり、気が合わない相手と常に一緒にいるのは負担になるのです。どちらか一方だけが我慢しているケースも多いため、注意が必要です。
部屋を変えたりトイレの数を増やすなどして住み分けが上手にできるよう配慮してあげましょう。
3.生理現象の制限

生理現象の制限というと小難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言うと「寝られない」「食べられない」などの日常にまつわる不自由です。生理現象が快適に出来ないことは、猫にとって大変なストレスとなります。
食事や睡眠のほかに、トイレの環境にも注意が必要です。いつも清潔にするのはもちろん、猫が安心できるよう周りが静かであることも大切です。猫にとって爪とぎは本能のひとつなので、爪とぎ出来る場所も複数用意するようにしましょう。
猫のストレスサイン
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攻撃的になるなどの性格の変化
ストレスが溜まった猫は、次第に怒りっぽくなることがあります。ちょっとしたことで大きな声を張り上げたり、動きがやたらと乱暴になったり…。中には、飼い主さんに対して噛んだり引っ掻いたりする猫もいます。
性格によっては逆に急に甘えるようになったり飼い主さんに執着するようになる猫もいます。
物陰に隠れる
ストレスで怒りっぽくなる猫がいる一方で、内にこもってしまうタイプの猫もいます。ストレスの原因から逃げようとして、押し入れや死角になる場所に隠れようとするのです。
ご飯を拒否したりトイレに行くのも躊躇したりするようことがあるため、長期間続くと危険です。
体を舐める
猫は、ストレスが原因で過剰に毛づくろいをすることがあります。過剰とは、舐め過ぎて脱毛したり、炎症を起こしたりするレベルです。ケアとしての毛づくろいではなく、自傷行為に近いものになっている証拠でしょう。
排泄の変化
精神状態が悪化すると、排泄トラブルを起こしやすいのも特徴です。排泄量が減ったり、下痢になったりするときは要注意。もちろん食事や疾患が原因の場合もありますが、体が悲鳴をあげるほどストレスを抱えている可能性もあります。
まとめ
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猫も、人間と同じようにさまざまなことでストレスを抱えることが分かりました。猫は言葉を話せないので、人間以上にストレス発散が困難です。我慢するうちに、健康を損なうほどの状態になってしまう場合もあります。
環境の変化に気を付ける、暮らしやすい環境を整えるなど、対策をしてあげることが大切です。また、猫が精神的に不安定になっていないか、常日頃チェックしてあげるといいでしょう。
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