1.ひも状のものが好きだから

猫はとっても遊び好きな動物です。コードを噛むのも、遊びの延長ということがほとんどでしょう。
不規則なコードの動きや、噛むことを止める飼い主さんの行動が、「コードはおもちゃ」だと認識させていると考えられます。
とはいっても、なぜよりよって危険性の高いコードを…と感じてしまいますよね。数ある家具や家電の中でコードに目を付けるのが、猫が「ひも状のもの」に魅かれる性質があるためです。ひも状のものは蛇やネズミの尻尾を連想させ、猫の狩猟本能を刺激してしまうのです。
遊び盛りな子猫たちにとっても、低い場所にあるコードはかっこうのおもちゃになります。コードのグニグニとした噛み心地や、口に入れやすいサイズ感も、猫が思わず噛んでしまう原因でしょう。
2.ストレスが溜まっているから
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ストレスからコードを噛んでしまう猫もいます。とくに、家の中に気に入ったおもちゃがない場合、たまたま目についたコードを標的にしてしまうことが多いようです。
完全室内飼いの猫は運動不足に陥りやすく、そのはけ口をコードに求めているのでしょう。
ストレスが溜まる原因は他にもあります。引っ越しや模様替えで生活環境が変わってしまったとき、猫は強い不安を感じます。不安定な気持ちを解消しようとして、コードを噛んでしまうのです。
また、飼い主さんが家にいるときだけコードを噛む猫もいます。この場合は、猫が「かまってアピール」をしている可能性が高いです。
飼い主さんとコミュニケーションを取りたいがために、コードを噛んで注意を引いているといったところでしょう。
3.歯がかゆいから

猫が生後半年前後くらいの月齢の場合、歯の問題が関係している可能性があります。このころに、乳歯が抜けて永久歯が生えてくるためです。
人間もそうですが、歯の生え変わり時期はむずがゆさが気になるもの。かゆみをどうにかしたくて、目に付いたコードを噛んでいるのでしょう。
一般的なひも状のおもちゃよりも弾力がある点が、歯固めとしてちょうどいいのかもしれませんね。
歯が生えそろってコードを噛まなくなる猫もいますが、中には癖になってしまう場合も。
かゆみはないのになんとなくコードをガジガジしてしまうのです。力が強くなると噛みちぎる可能性も高く、早急に辞めさせることが大切になります。
噛まれないための防護策
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防護アイテムを活用する
ホームセンターやネットショップでは、猫がコードを噛まないためのさまざまな便利グッズがラインナップされています。
コードを覆うカバーや、配線全体を収納できるボックスなどが便利です。コードに嫌なニオイを付ける専用スプレーもいいでしょう。
留守番中のイタズラも防げるので、ぜひ使ってみてください。
おもちゃを充実させる
家の中に遊ぶものがなくてコードを噛む場合もあります。そんな猫には、おもちゃをたくさん与えることがおすすめです。
ペットショップに行けば、コードに似たひも状のおもちゃがたくさん販売されています。
防護アイテムと併用すれば、徐々にコードの存在を忘れてくれるかもしれません。
コミュニケーションをとる
猫がコードで遊ぶのは、飼い主さんとのコミュニケーション不足が原因となっている可能性もあります。
なるべく暇を感じさせないよう、こまめにスキンシップを取るようにしましょう。さみしい気持ちがなくなれば、コードで遊ぶことも少なくなるはずです。
まとめ
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猫がコードを噛む行為は、感電や誤飲、火事などさまざまなリスクが伴います。猫の歯は鋭く、人間が思う以上に簡単にコードを噛みちぎってしまうのです。
子猫のうちは問題なくても、成長とともに危険性が高くなることを忘れてはいけません。
最悪の事態となってしまう前に、コードを噛まない環境を整えてあげてくださいね。
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