猫と犬は仲良くなれるのか
猫と犬を一緒に飼うことはできます。しかし、仲良くなれるかどうかは、猫と犬の性格、年齢、飼うタイミングなどが関係してきます。同じスペースで寄り添って過ごしたり、一緒に遊んだりできるほど仲良しになれる場合もありますが、1階は犬、2階に猫など生活スペースが自然と分かれてしまうこともあるのです。一緒に暮らすことが猫と犬にストレスとなったり、ストレスがきっかけで体調不良になってしまうこともあるので、猫と犬を一緒に飼うことを検討している場合は、慎重に進める必要があります。
猫と犬が一緒に暮らすときに気をつけること
1.猫と犬の習性を理解する
猫は群れを作らず単独行動をする動物です。性格はマイペースで、誰かの指示に従うことはしません。自分の縄張りを大切にし、環境の変化にストレスを感じやすいです。
犬は群れで行動をし、飼い主さんに従う動物です。猫と同じで縄張りを大切にするので、縄張りに侵入者がいるとストレスを感じてしまうこともあります。動くものを見ると追いかけてしまったり、広い場所を走り回るのが好きだったりする習性があります。
先住猫（犬）がいる場合は、性格をよく見極めることが大切です。臆病、神経質、よく吠えるなどの猫や犬は同居は難しいかもしれません。
2.相性の良い組み合わせ
子猫と子犬のときに一緒に暮らし始めるのが一番相性が良いとされています。子猫と子犬には「社会化期」とよばれる時期があり、仲間との適切な関係や自分がいる環境などを学習して適応していきます。猫は生後2～8週ごろ、犬は生後3～13週ごろが社会化期とされ、この時期に一緒に生活を始めると、警戒心も低いため仲良くなれることが期待できます。
猫が先住の場合でも、新入りの場合でも、成猫になると環境の変化にストレスを感じて犬の存在に慣れるまで時間がかかったり、仲良くなれなかったりする可能性があります。猫と犬の対面は少しずつ行い、急がず時間をかけて慣らしてあげましょう。
3.それぞれの居場所を用意する
猫と犬がそれぞれ落ち着いて過ごせるように、別の部屋やケージを使って別々に過ごせるように準備をしておきます。飼い主さんがいるときは問題がなくても、飼い主さんがいないときにトラブルが起きてしまうこともあります。また、元気な猫は犬から逃げるために高い場所へ避難することができますが、高齢の猫や病気の猫はそれができません。必要なときにそれぞれが違う場所で安心して過ごせるように準備をしておくと飼い主さんも安心できます。
まとめ
犬と猫を一緒に飼育することはできますが、仲良くなるかどうかはそれぞれの性格や年齢などがポイントになります。先住猫や先住犬がいる場合は性格を見極めてあげましょう。安心できる場所を作るなど環境づくりも大切です。
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