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猫のお腹が『ぐるぐる鳴る』理由4選 普通の生理現象から病気の場合まで


猫のお腹が鳴る主な理由には、お腹が空いている、ガスがたまっている、胃や腸に炎症がある、または腫瘍ができているなどがあります。胃が小さい猫は空腹時に胃の筋肉が収縮して音が鳴ることがあります。一方、ガスがたまることで腸内を通過する際に音が発生することもあります。胃腸の炎症や腫瘍が原因の場合は、消化や栄養吸収に支障をきたす恐れがあるため、早急に獣医師による診察が必要です。日常的に猫の健康状態を観察し、異常を感じた際には早めに専門医を受診することが望ましいです。

1.お腹が空いている

ご飯を食べようとする茶白猫

猫のお腹が「ぐるぐる鳴る」いちばんの理由は、お腹が空いているからです。

猫の胃は小さく、胃の中に食べたものがないときには、胃の筋肉が収縮して動いたり、胃酸が増えたりすることでお腹が鳴ることがあります。また、猫の体に問題がなく健康という場合は、生理現象でお腹が鳴っているのかもしれません。

猫がお腹を空かせているときには、しっかりとご食事を与えることで、お腹の音が収まることが多いでしょう。

2.ガスがたまっている

ぐったりする猫

猫のお腹が「ぐるぐる鳴る」別の理由として、ガスがたまっている可能性が考えられます。

食事内容や消化器官の働きによって、腸内でガスがたまることがあります。たまったガスが腸を通る時にお腹が鳴る音が発生するのです。

ガスの原因は食べ物やストレスなどがあるので、普段の愛猫の様子や食べ物による不調が出ていないか観察しましょう。また、お腹が鳴る以外に異変がないかなど愛猫の様子をよく観察することも大切です。

少しでもいつもと違う様子が見られたら獣医師の診断を受けてくださいね。

3.胃や腸に炎症が起きている

しかめっ面の猫

猫のお腹が鳴る音は、消化器系に異常がある場合にも発生することがあります。

胃や腸に炎症があると、炎症のある部分で空気の通り道が変化しやすく、食べた物や飲んだものが通過する際に音が発生するのです。

また、炎症が起こると消化や栄養吸収が正常ではなくなる可能性も。

猫のお腹が鳴り続ける症状が見られる場合は獣医師の診断を受けることが重要です。病気や炎症の早期発見や治療が行われることで、猫の健康を守ることができます。

4.腫瘍ができている

トイレに入ろうとする猫

猫のお腹が頻繁に鳴る場合、腸に腫瘍ができている疑いがあります。

腫瘍は中年以降の猫が多く発症し、お腹が鳴る以外にも、下痢や嘔吐、急激な体重の減少、食欲不振といった症状があらわれることがあるため、合わせてチェックするようにしましょう。

腫瘍が大きくなると腸閉塞のリスクがあるほか、腫瘍ができた部分の腸管がもろくなって破れてしまう「腹膜炎」を引き起こす可能性もあります。

疑わしい症状が出るようであれば、少しでも早く病院を受診することで早期発見・早期治療につながりますので、愛猫の異変に気付いたら早めに動物病院を受診しましょう。

まとめ

お腹を撫でられる猫

猫のお腹が「ぐるぐる鳴る」理由には、体に問題がないケースや病気が元となっているケースとがあるなど様々な要因が考えられます。

そのため、普段から愛猫の様子をよく観察し、健康管理を怠らないことが大切です。

お腹の音が突然うるさくなったり、頻繁にお腹が鳴るようになったりなど、他の症状と合わせて不安を感じる場合は早めに獣医師の診察を受けることをおすすめします。

愛猫との暮らしをより豊かにするために、正しい知識と適切なケアを心がけましょう。


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