猫の睡眠サイクルを理解しよう!
猫の睡眠サイクルは、私たち人間とは大きく異なります。
猫は一日に何度も短い時間の睡眠を繰り返す「多相性睡眠」の生き物。これにより、外敵からの襲撃に備えつつ、休息をとることができます。
人間は夜に熟睡し昼間は起きている「二相性睡眠」なので、睡眠パターンは猫とはまったく異なるのです。
そしてこの特性を理解することが、猫を寝かしつけるための第一歩となります。
猫の自然なリズムを尊重し、昼間の活動時間をできるだけ増やすことで、夜間の睡眠をなるべく長くとれるようにしてあげましょう。
なかなか寝てくれない愛猫に困ったときの秘策4選
1.「睡眠」のための環境を作る
猫を寝かしつけるためには、第一に環境づくりが欠かせません。猫が心地よく眠れる空間を整えることで、自然と睡眠を取りやすくなります。
まず、猫用のベッドや寝床を用意しましょう。猫は高い場所や狭い空間を好む傾向があるので、キャットタワーの上や段ボール箱の中などに柔らかいクッションやブランケットを敷いて、快適な寝床を作ります。
温度と光の調整も重要です。室温は20〜28度程度に保つのが理想的。また、猫は薄暗くて狭い環境で落ち着きやすいので、猫の寝床に光が強く差し込まないようにしましょう。
さらに音が出る機器は切っておきます。テレビの音・スマホの音・そのほか大きな音が出るものは猫の睡眠の妨げになります。
このように猫が静かに落ち着きやすい雰囲気を作り出し、猫をリラックスさせて睡眠を促してみてください。
2.食事のタイミングを調整する
猫の食事のタイミングも、睡眠に大きく影響します。
人もごはんを食べると眠くなるように、猫も満腹になると眠くなる傾向があるようです。そのため、ご飯は眠る少し前に与えると良いでしょう。
空腹による覚醒も避けられるので、猫にとってもベストタイミングといえます。
3.日中に運動をさせる
日中の過ごし方も、猫の睡眠をうながすポイント。日中はしっかり運動させて、ある程度疲れさせることも大切です。
とくに若い猫は、運動しないとエネルギーがあり余って夜間に騒ぎ出すケースが珍しくありません。しかし日中に適度な運動をさせることで、夜間の活動を抑えることができます。
たとえば、おもちゃを使った遊びやキャットタワーでの運動は、猫のエネルギーを消費させ、リラックスした状態で眠りにつかせる助けとなるでしょう。
ただし遊ばせすぎには注意。目安は1回10分で1日2回程度ですが、老猫や運動が苦手な猫には多すぎることもあります。猫の様子を見ながら、遊ぶ時間を調整してくださいね。
4.マッサージをする
猫を寝かしつける方法としては、優しいマッサージも効果的です。マッサージは猫をリラックスさせ、自然な眠りへと導く手助けとなります。
マッサージを始める際は、猫の好きな場所から優しく撫でるところから始めましょう。多くの猫が好む部位には、頭の上、耳の後ろ、あごの下、首筋、背中などがあります。
マッサージのテクニックとしては、指先で小さな円を描くように優しくマッサージしたり、首から尾のつけ根まで、ゆっくりと長いストロークで撫でたりするのが効果的です。
ただし、マッサージ中に猫が嫌がる様子が見られたら、即座にやめましょう。しつこいと逆に興奮してしまいます。
またお腹や足先など、触られるのを嫌う部位もあるので、そういった場所は避けるようにします。決して強く押さえつけないよう、力加減にも十分注意が必要です。
マッサージにはストレスを軽減して、心をリラックスさせる効果が期待できるうえに、飼い主とのコミュニケーションの機会にもなります。
個々の猫の性格や好みに合わせて、最適なマッサージ方法を見つけて実践していってくださいね。
まとめ
猫を上手に寝かしつけるためには、猫の特性を理解し、適度な運動や環境の整備、食事のタイミングを工夫することが重要です。
全ての猫に効果があらわれる確証はありませんが、ぜひ今回紹介した内容を参考に、愛猫の寝かしつけに挑戦してみてください。
■関連記事
・『寝付きが悪い猫』を犬が面倒みた結果…母親のような『完璧な寝かしつけ』が14万回再生「ぎゆーされてるw」「母性を見習わなくては…」
・子猫の遊び相手は『飼い主さんの指』…天使みたいな『カミカミ攻撃』が5万7000再生「サイズ感がいい」「疲れが吹っ飛んだw」の声
・猫が一緒に寝てくれない6つの理由と一緒に寝る方法
・突然届いた『大きな箱』に猫たちが群がった結果…『てんやわんや』になる光景が可愛すぎると1万再生「わちゃわちゃ」「監視が大変w」
・猫がパパに『赤ちゃん抱っこ』された結果…まさかの『堪能する様子』が可愛すぎると45万5000再生「ご満悦」「愛嬌の塊」