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猫も『無理なダイエット』は厳禁!起こり得る2つのトラブル 猫にもリバウンドはある?


1.肝リピドーシスのリスクが高まる

体重計に乗って見上げる猫

肥満は、糖尿病などの病気のリスクを高めてしまいます。また、体重が増えることで、関節や心臓への負担が大きくなります。猫も体重が増え過ぎてしまったら、ダイエットをするのが有効といえるでしょう。

しかし、猫が無理なダイエットをすることは、とても危険です。特に、絶食は絶対にやめて下さい。猫の場合、空腹の期間が続くと、肝リピドーシスを起こしやすくなるからです。

肝リピドーシスというのは、肝臓が過剰な脂肪を蓄えてしまう状態で、猫が飢餓状態になったときに発症しやすくなります。この状態で放置しておくと、肝硬変を起こして命に関わるため、注意が必要です。

2:栄養が偏る

メジャーを巻いてフードを食べる猫

少しでも早く痩せてもらおうと、いつも与えている食事の量を急に減らすのは、おすすめできません。食事の量を減らすことは摂取カロリーを減らすことにはなりますが、それと同時に必要な栄養素まで足りなくなってしまうからです。

栄養不足は、免疫力の低下により、病気にかかりやすくなります。貧血や、骨が弱くなったり、被毛の状態が悪くなるなどのトラブルも起こしやすくなるため、気をつけましょう。

猫もリバウンドする?

太った猫を抱える女性

ダイエット中、猫もリバウンドすることがあります。ダイエットを始めたら体重が増えたなんてことも。ダイエットが成功したと思い、食事制限をやめた途端、体重が増えることもあります。

猫のダイエットは、家族の協力も必要です。食事管理をしている間は、他の家族がおやつを与えたりしないよう気をつけなければなりません。

また、多頭飼育の場合は他の猫のごはんを食べてしまうこともあるため、特に注意が必要です。

猫の正しいダイエット

仰向けの猫

猫の食事は、それまで食べさせていたフードの量を減らすのではなく、ダイエットフードに切り替えるのがおすすめです。ダイエット用のフードなら、低カロリーでも必要な栄養素は摂取することができます。

フードは、その都度計量して与え、お皿にフードを出しっぱなしにするのはやめましょう。

食事の回数を減らすと空腹感が強くなってしまいます。むしろ、少量ずつ回数を増やして与えた方が空腹を感じにくくなります。

飼い主さんが留守がちな場合は、決まった時間に決まった量だけフードが出てくる自動給餌器を利用してもいいですね。

また、食事の管理だけではなく、運動ももちろん大事です。いつもより多めに遊んであげたり、キャットタワーなどで上下運動ができる環境を整えてあげて下さい。

ただし、必要以上の運動をさせ過ぎないように気をつけましょう。特に、肥満の状態で過度に運動をさせてしまうと、関節や心臓に負担をかけてしまいます。

まとめ

メジャーを巻いている猫

猫のダイエットはなかなか難しいものです。時間もかかります。家族の協力も欠かせません。飼い主さんとその家族が、強い意志を持って取り組むことが大切なのです。

獣医さんと相談しながら、健康的にダイエットを行うことをおすすめします。


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