1.イヤなことをされる
猫はとても繊細な動物であり、イヤなことをされるのを嫌います。しつこくかまわれる、寝ているのを邪魔される、無理やり爪切りをされる…といった、猫の意思を無視した行為はストレスを生み、不機嫌の原因となるでしょう。
また猫は記憶力に優れているため、イヤなことをされた記憶をいつまでも覚えています。そのため、爪切りを見せただけで不機嫌になったり、睡眠を邪魔されないように隠れて眠ったりと、イヤなことから逃げるようになります。
もし愛猫が不機嫌になってしまったら、一定の距離をとることが大切です。撫でたり遊ぼうとしたりせず、猫が落ち着くまで一人でいさせてあげましょう。
2.無視される
独立心が強いイメージの猫ですが、実際は飼い主さんにスキンシップを求めることも多いです。そんな時に飼い主さんに無視されれば不機嫌になってしまうでしょう。
猫はかまってほしい時にはさまざまな方法でサインを送ります。例えば、足元にまとわりついて「撫でて!」と訴えかけてきたり、おもちゃを持ってきて「遊ぼう!」と催促してきたりという感じです。
もし飼い主さんが忙しくてすぐに猫をかまってあげられない場合は「あとで遊ぼうね」と優しく声をかけて、あとでたくさん遊んであげてください。1日10分でも猫としっかり向き合うことで猫は満足してくれますよ。
3.生活環境が変化した
急な生活環境の変化は、猫を不機嫌にしてしまう要因の一つです。例えば、引っ越しや家具の配置変更、家族構成の変化などがあげられます。
また環境変化を嫌う猫にとって、生活環境が変わることは大きなストレスになります。不機嫌になるばかりでなく、体調不良の原因にもなりかねません。
家具の配置変更や引っ越しなどは最小限にとどめたり、安心できる避難場所を用意するなど、愛猫の気持ちを一番に考えて対策を講じましょう。
4.病気やケガなどの不調を抱えている
猫は本能的に体調不良を隠そうとします。触られるのを嫌がるようになったり、攻撃的になったりと、不機嫌に似た行動をとる場合は、愛猫の体に異変が起きているかもしれません。
飼い主さんは愛猫の行動をよく観察して、体に不調がないかを確かめてあげてください。もし異常があれば早急に獣医師の診断を受けるようにしましょう。
5.食事に不満がある
猫は食事に敏感な動物です。食べ慣れたごはんを急に変えたり、食事の回数やタイミングを変えたりするのも猫を不機嫌にしてしまう要因になります。
もし事情があってフードの種類や与えるタイミングを変える必要がある場合は、少なくとも1週間以上かけて徐々に変えていってください。フードの切り替えに失敗すると、新しいごはんだけでなく、今までのごはんも食べなくなる可能性があるので注意しましょう。
まとめ
猫が不機嫌になる5つの理由をご紹介しました。イヤなことをされるのはもちろん、生活環境の変化や食事に対する不満によっても猫は機嫌が悪くなります。
飼い主さんはまず、なぜ猫が不機嫌になったのかを探ってみてください。そして理由に合った正しい方法で猫の機嫌をとるようにしましょう。
病気やケガをしている場合もあるので、不機嫌を放置せず適切に対処してくださいね。
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