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「行方不明の愛猫がテレビに!」迷子の猫、安楽死の危機を回避し無事飼い主のもと 英国


片目の愛猫が行方不明に

こちらを見つめる片目の猫

写真はイメージです

英国のSouth Devonに住む夫婦は、行方不明だった愛猫をテレビで見かけたことで、無事に再会することができました。

2023年10月、MikeさんとMarilynさんの飼っていた片目の猫Tiggerが、突然行方不明になってしまいました。実はこの猫はPlymouthにある「Gables Dogs and Cats Home」に保護されていたのですが、マイクロチップが装着されていなかったため、飼い主がわからないままでした。

3ヵ月後のある日、夫婦がテレビを見ていると、保護センターの統括部長に抱かれているTiggerが映っているではありませんか! 

「猫は死期を悟って、うちを出て行った」と思いこんでいたMikeさんは、びっくり仰天です。

外出中に意識を失い、保護された?

囲いの中にいる白黒猫

写真はイメージです

Tiggerは12年前、家に設置していた「猫ドア」から入り込んできた猫で、片目しかなく、しっぽもいびつに曲がっていました。それでも夫婦はこの猫を飼うことにし、ずっとかわいがっていました。

「行方不明になった日は、2人とも出かけていました。帰宅すると猫の姿が見えません。外に行っても1時間くらいで戻るのが普通ですが、その日はずっと姿を見せませんでした。直前の10日間ほどは、性格が変わったようにふるまっていました。動物病院で定期健診を受ける時期だったのですが、触ることもできないほどイライラしていました」

「たぶん外でてんかんの発作を起こしたのでしょう。翌日誰かが、意識の混濁したこの猫を発見し、RSPCA(英国動物虐待防止協会)に運んでくれたのです。そのあとGables Dogs and Cats Homeに移送され、テレビで紹介されることになったのです」とMikeさん。

安楽死処分の直前に、無事家族の元へ

マイクロチップ情報をスキャンされる猫

写真はイメージです

猫は保護施設で「Bovi-Mort」と名づけられていました。「TiggerがBovi-Mortと呼ばれていたのは、『Bovisand死体安置所』の略称だからです。保護施設ではこの高齢猫を安楽死処分せざるを得ないと考えていたのです」というMarilynさん。

しかし、夫婦はこの猫がTiggerであると100%確信していました。

「とにかく急いで駆けつけました。施設が開くと同時に飛び込んできたわたしたちを見て、施設のスタッフは大喜びしてくれましたね」とMikeさんもいいます。

「家までの道中、ずっとTiggerはゴロゴロいってうれしそうでした。自宅に着いても4、5時間は落ち着かない様子でしたが、現在は普通の状態に戻っています」

2人はさっそくTiggerにマイクロチップを埋め込みました。これでもう、ふたたび迷子になってもちゃんと自宅へ戻って来られますね。

出典:Devon couple find missing cat after seeing him on TV


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