寒い日が増えてきましたが、みなさんしっかりお水は飲んでいますか?
私たち人間は気温が高いと意識をして水分補給を行いますが、冬場や寒くなると水分補給を忘れがちになってしまい、どうしても飲水量は冬場の方が少なくなってしまいます。
猫も同じです。
夏場は喉が乾くこともあり、しっかりお水を飲む猫が多いようですが、冬場は動き自体も鈍くなってしまうため、飲水量が大きく減る猫が少なくありません。
では、寒い季節に飲水量が減ってしまっても猫は平気なのか、というと平気ではありません。
冬場は暑くないので、熱で水分を奪われることはありませんが、乾燥によって体内の水分が奪われてしまいます。
そのため、意外かもしれませんが、冬場でも猫が脱水症状になってしまうこともあるのです。
冬場にあまり水を飲んでくれない猫にはどのようにして水を飲んでもらえばいいのでしょうか?
冬場に猫にしっかり給水してもらうための方法をご紹介します。
◆猫に必要な1日の水分量は?
4キロの猫の必要な水分量は約210ミリリットルといわれています。
カップ1杯分くらいですね。
毎日200ミリリットルも水を飲んでいる猫はいったいどのくらいいるでしょうか?
あなたの猫は毎日200mlの水を毎日飲んでいますか?
我が家は多分飲んでいないと思います。
◆猫にしっかりお水を飲んでもらうためには?
①快適な水飲み場を用意しましょう
猫のウォーターボウルはどこにおいていますか?
ごはんと一緒においている人も少なくないのではないでしょうか。
猫は元々狩猟をして野生時代を生き残ってきたハンターです。
その名残は本能として猫に残っています。
猫は水を飲む水場を、狩り場とは別に持っていました。
そのため、今でもごはんとお水が離れた場所にある方が、水分を飲んでくれやすいと言われています。
水を飲む場所が複数あると猫は『何かのついでに水を飲む』ように自然となります。
自宅の広さにもよりますが、猫の水飲み場をいくつか用意してあげると飲水量は増えやすいかもしれません。
また、冬の寒い時期には水飲み場が寒い場所にあるとそれだけで猫は水をのみにいくのが嫌になり、飲水量が減ってしまうのだそう。
冬場は暖かい場所にお水をおいた方が猫は水を飲みやすいようです。
②ぬるめの水を用意しましょう
猫は『猫舌』という言葉があるくらい熱いものが苦手なイメージがあります。
しかし、お水もごはんも冷たいものよりも、人肌程度に暖かいものの方が猫はよく口にするのだそう。
そのため冬の寒い気温で冷えてしまったお水は飲むことをいやがるのだそう。
ぬるま湯をいれてあげるか、ひなたに水飲み場を設置して、常にぬるい水を飲むことができる環境にしてあげると、猫は自らお水を飲むようになるかもしれません。
③それでも飲まない場合は?
お水の置き場所や温度などに気を使っても、猫が水を飲まない場合にはどうすればよいのでしょうか?
フードをウェットフードに変えるだけでも、飲水量はかなり増えます。
どうしても飲水量が増えず、腎臓への負担が気になる場合には、フードをウェットに変えるといいかもしれませんね。
また、お水におやつを混ぜてあげるのもひとつの手段です。
我が家ではチュールを大きめのスプーンに少しだけだし、水を掬って飲ませる、という方法で半ば無理やり水分補給を行っていました。
牛乳を水に混ぜる人もいますが、猫は牛乳の分解酵素をもっている猫と持っていない猫がいます。
分解酵素のない猫は牛乳を飲むとお腹を壊してしまうので、猫に牛乳をあげる場合は猫用ミルクにするか本の少量の牛乳を水に混ぜるなど慎重に様子を見てあげてくださいね。
いかがでしたか?
猫の水分補給は腎臓病になりやすい猫には絶対に必要なこと。
まずは猫が毎日どのくらいのお水を飲んでいるのか、知ることも大切です。
ハッピーダイニング脚付ウォーターボウルのようにメモリがついていて、猫の飲水量がわかるタイプのウォーターボウルは猫の毎日の飲水量をチェックしやすいのでオススメです。
猫が飲んでいる水分量をしっかりとチェックして、冬場に猫が水不足に陥らないか注意してあげましょう!