気温が暑くなると、気を付けたいことってなんですか?
一番はやはり猫が熱中症になってしまわないように注意を払わなくてはいけません。
猫にとって過ごしやすい気温であるかどうか、暑い季節になると気になるもの 。
しかし、猫にとって暑い夏場は『熱中症』や『脱水』以外にも気を付けたいことが…。
脱水とも関係があるのですが、猫は夏場に『便秘』に悩まされることが少なくないのだそう。
特に暑いのに水分補給を忘れてしまいがちな、子猫やシニア猫は便秘にも注意が必要です。
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実は、我が家の猫は便秘が原因で一度痔になったこともある『夏場限定』の便秘猫。
10歳前後くらいから、かなり便秘に気を使って生きてきました。
猫が便秘かな?と感じたらどうすればよいのか、我が家の実体験をもとに、便秘の解消法やお医者さんへ行くタイミングなどをご紹介します。
◆ 猫も 便秘になる?
実は猫は便秘になりやすい動物。
元々猫は水を飲む量が少なく、うんちもコロコロと固め 。
猫がグルーミングで飲み込んでしまった毛がうんちに絡んでいると余計に猫のうんちは固くなると言います。
そのため、踏ん張る力が弱い猫や、水分補給をあまりしない猫は、すぐに便秘になってしまうようです。
しかも、夏場は暑さで猫の体内に残っている水分が少なくなり、いつもは便秘をしない猫でも、普段よりうんちが固くなってしまい、急に便秘になる猫も少なくないようです。
◆ 猫の便秘の判断基準 は?
基本的に、2日ほど猫のうんちがでない場合は、様子を見るだけでも大丈夫です。
ただ3日以上うんちをしていないのであれば、便秘になっている可能性もあります 。
また、猫が気張っているのにうんちがでない場合、トイレを1日に何度も往復している場合には、猫が便秘になっている可能性が高いでしょう。
『猫がうんちをしないな 』と感じたら、猫が普段と違う行動をしていないか、注意深く観察してください 。
◆ 猫が便秘になっていたら?
① まずは食事の改善を!
猫が便秘かも? と感じたら、すぐに食事の改善を行いましょう。
普段ドライフードを猫が食べているのであれば、短期間でいいのでウェットを混合し、ごはんからも水分補給できるようにしてあげましょう。
また、飼い主さんも意識的に猫に水を飲ませるよう工夫してみましょう 。
夏限定で便秘になる我が家の猫は夏場はドライフード+ちゅーるを基本食にして、水には猫が大好きな猫用ミルクの粉を混ぜています。
それでも水をあまり飲まない場合には、水にちゅーるを混ぜ、スプーンで水とちゅーるを掬い、一定量スプーンで手から飲ませています 。
軽い便秘の場合には水分量を多目にするだけで 案外スルッとうんちがでますよ ♪
また、水分を増やすだけでうんちがでないようであれば、少量の『油』を猫になめさせ、うんちを出やすくするのもオススメです 。
オリーブオイルや無塩バターをなめると人間もですが、猫も便通がよくなるのだそう。
ただ、我が家の猫は、オリーブオイルも無塩バターもなめませんでした 。
特にオリーブオイルはなめない猫が多いのだそう。
オリーブオイルがいける猫は、ちょっとだけなめさせてみてもいいかもしれませんね。
②お腹をマッサージする
猫が便秘の時に、我が家で絶対に行うのはお腹マッサージ です。
猫のお腹が見えるように抱っこして、お腹で「の」の字を書くように、くるくるとお腹をマッサージしてあげましょう。
慣れてくると、お腹をマッサージしているだけで、うんちがつまっているのがわかるようになります !
固い何かが指に触れるので、きっとすぐわかるはずです 。
あまり強くマッサージしすぎると猫の内蔵を傷つけかねないのですが、 普通にお腹を撫でているだけでは効果はありません。
うんちが出るように、軽く力を込めながらお腹で「の」の字を書きましょう。
◆ 病院には いつ行くの?
食事の改善やお腹のマッサージをしても2日以上うんちがでない場合は、すぐに病院を受診しましょう。
便秘だと思っていたけど、排便障害のでる腫瘍だった 。
便秘だと思ったら、異物を飲み込んでうんちができずにいた。
というケースもあります。
何よりも様子を見た2日とうんちをしない2日で計4 日間、うんちがでないのは猫のお腹的にも苦しいはずです 。
ただの便秘だった場合、猫的には少し苦しいかもしれませんが、浣腸や下剤の処方など薬物でうんちを出やすくする処置を行ってくれます 。
猫が4日通して排便がない場合には、病院で診てもらいましょう。
いかがでしたか?
我が家も最初の便秘で受診した際に、その場で浣腸、毎日3回飲むビオフェルミンと頓服として液体の下剤の処方がありました。
中でも浣腸は本当にかわいそうで、軽い便秘の時になにもせずに様子を見るだけだったことを、後悔しました。
ただの便秘であれば、早めに対処すれば病院に行かずとも、うんちが出てくれることも少なくありません。
便秘かな?と感じたら、なるべく早く食事の改善やマッサージなどで、うんちをしやすい状況をつくってあげるようにしましょう 。