暖かくなってくると気になるのが『虫』です。
我が家は川のそばだからか、毎年蚊がものすごくたくさんでます。
公園に行ったら『じんましん?』と言うくらい蚊にさされ、たまに家の中にも侵入してくる厄介な存在です。
あまり知られていませんが、蚊が咬むのは人間だけではありません。
人間よりも刺される確率は低いと言われていますが、蚊は猫のことも刺すんです。
****************
★あわせて読みたい
・猫が蚊に刺された!犬だけじゃない、猫もフィラリア症になるって本当?
・ゴキブリ撃退アロマは猫には危険?猫も安全なゴキブリ対策
・知ってる?猫が快適に暮らすための季節ごとに必要な猫のケアの仕方とは
*****************
犬が蚊にさされたら『フィラリアになって危ない』という認識はあるかもしれませんが、フィラリアに感染している蚊にさされたら猫もフィラリアに寄生されます。
猫のフィラリアは死亡率は低いですが、突然死にもつながるもの。
けして猫にとって蚊が安全とは限らないのです。
では、猫の虫除け対策はどうすればよいのでしょうか?
猫にとっても安全な虫除け対策をご紹介します!
◆蚊取り線香は基本的には『安全』
虫除けの代表と言えば『蚊取り線香』です。
夏になると蚊取り線香を炊く人は多いのではないでしょうか。
蚊取り線香は基本的に猫にも安全だと言われています。
蚊取り線香の主成分である『ピレトリン』は菊の植物から採れる成分で、猫だけでなく犬やハムスターなど哺乳類と鳥類には全般的に『安全』なのだそう。
ただ、現代の蚊取り線香には天然成分のピレトリンではなく、科学薬品であるピレストロイドが使われていることがほとんどです。
ピレトリンもピレストロイドも基本的には安全性には代わりはないとされていますが、まれに猫や人間にもアレルギー症状がでることもあるのだそう。
天然成分ピレトリンが使われている蚊取り線香は若干高いのですが、猫のためには天然成分の蚊取り線香の方がより安全と言えるかもしれませんね。
蚊取り線香は成分的には猫にも安全、誤飲をしてしまってもお腹を壊す程度らしいのですが、一番危険なのは蚊取り線香による『猫のやけど』です。
猫のいる部屋で蚊取り線香を炊く場合は猫の手が届かない場所で炊くようにしましょう。
◆プラグ式の液体虫除けは猫に安全?
『蚊取り線香は火を使うし危ない』という方がよく家庭で使っているのはノーマットやベープなどのプラグ式の液体蚊取り線香ではないでしょうか。
プラグ式の液体蚊取り線香も主成分は蚊取り線香と同じピレストロイドです。
そのため猫のいる部屋で使っても安全性には問題がないのだそう。
またプラグ式だけではなくワンプッシュタイプの虫除けも、成分はプラグ式蚊液体蚊取りと変わらないため、猫に直接かけなければ、猫のいる空間で使っても大丈夫とのこと。
どちらも万が一、猫が液体を舐めてしまっても命に別状はないと公式に見解があるほど猫にとっての安全性は高いようです。
ただ、猫が液体を舐めた場合は念のため水分をよく飲ませ、しばらくは異変がないか観察した方がよいでしょう。
火を使わない虫除けなので猫にとっては一番安全な虫除けかもしれませんね。
◆『アロマ虫除け』には注意
何度か猫壱ブログでもお伝えしましたが猫にとってアロマの精油は危険なもの。
猫はアロマの成分を直接舐めたりしなくても、アロマが炊かれた空間にいるだけで体調不良になることもあるくらい、猫にとってアロマは危険性が高いのです。
市販、またはアロマオイルを使っての手作り虫除けによく入っている『ティーツリー』や『ユーカリ』などのアロマオイルは猫にとって中毒性が高く危険なものです。
ご自身で虫除けアロマを作る場合や、どうしても虫除けアロマが炊きたいのであれば、猫のいる空間では絶対に使わないことが大切です。
猫のことを本当に考えるのであれば、アロマて虫除け対策をするのは避けてもらえれば…と思います。
◆『猫用』のものをえらぼう
色々調べてみると『ペット用』の虫除けスプレーも結構売られています。
ただ、『ペット用』や『犬用』とだけ書かれた虫除けスプレーは注意が必要です。
実は犬用の虫除けスプレーには天然アロマオイルが含まれているものが多く、猫には危険なティーツリーが含まれているものが多いんです。
ペット用・犬用と書かれている虫除けスプレーは成分をしっかりチェックして、猫が中毒を起こすものがないか、調べてから購入しましょう。
猫に安全な虫除けは?
猫への安全性が高い虫除けは、蚊取り線香やノーマットのように昔からあるものが多いように感じました。
おうちのなかで使うのであれば、昔ながらの虫除け製品が一番安心できるのかもしれませんね♪
****************
★あわせて読みたい
・猫のノミ、ダニをほぼ完全に駆除できる!レボリューションとは?
・マダニやヒアリ。愛猫が虫に刺されたとき・飼い主さんができる応急処置
*****************