猫と暮らしていると、「猫のためなら何でもしてあげたい!」と思ってしまいますよね。
でも一体、どんなことをすれば喜んでもらえるのでしょうか?
猫と暮らした経験の長い飼い主さんに、子猫のうちからしたほうが良いことや、高齢になった猫ちゃんに対するお世話の仕方など、「猫の喜ぶお世話の方法」について聞いてみました。
■猫にマッサージはスキンシップに最適
猫も高齢になると体が硬くなるって知っていましたか?運動不足で体が凝ることもあるそうです。
「猫の雑誌に載っていたマッサージを12歳の愛猫に試したところ、気持ちよさそうにリラックスした姿勢に。それ以来、前足の付け根をゆっくりと揉んだり、頬を引っ張るマッサージを毎日の習慣にしています。」
猫へのマッサージは、お互いの良いコミュニケーションになるばかりか、猫の体をくまなく触ることで、病気の早期発見につながります。
できれば子猫のときから行うと、スキンシップが大好きな猫ちゃんに成長するはずです。
■ケージを常に部屋に置いておく
「短時間の留守の時だけ愛猫をケージにいれていました。するとそれが習慣になったのか、来客時やお昼寝をするときは、自分からケージに入るようになりました。」
猫とケージ。これは普段から仲良くさせておくと便利です。病院に連れて行く時だけしかケージに入れない生活をしていると、猫はケージを見ただけですっ飛んで逃げてしまうことも。
いつ来るか分からない地震・災害。愛猫とすばやく同行避難するために、猫がケージに慣れているととても便利です。
猫壱のポータブルケージは仔猫なら3~4匹。大人の猫でも2匹は余裕で過ごせるゆったりサイズ。普段は猫ちゃんたちのくつろぐお気に入りの個室として使えます。
シートベルトに固定できるので、出かけるときにはそのまま車に乗せるだけの楽チン仕様。1つあるととても便利ですよ!
■爪とぎは各部屋に置いておく
猫の爪とぎ。猫は爪が伸びた時だけ爪を研ぐ訳ではありません。ストレスを感じた時、何かに驚いて動揺を鎮めようとするときなど、様々なシチュエーションでバリバリと爪を研ぎます。
「獣医の先生に、爪とぎは1匹に対して2個あるいは各部屋に1つあると理想的、と言われてて、爪とぎを各部屋に置いておくことにしました。どの部屋の爪とぎも満遍なく使っています。心なしか、夜中の運動会が減った気がします。」
爪とぎは猫の必須アイテム。これはとても良いアイディアだと思います。ちなみに爪とぎと言っても、形や大きさは様々。
猫壱の爪とぎは、猫ちゃんの好みにあわせてサイズも形も違う爪とぎをご用意しています。爪とぎを購入するときは、ぜひ大きさや形の違うものをセレクトして、猫ちゃんの好みに合う爪とぎをチョイスしてあげてください。
■歯磨きに慣れさせておく
猫は虫歯にならない、というのは本当ですが、猫にとって怖いのは、虫歯ではなく歯周病です。
「猫のセミナーで猫の歯の病気のことを知り、愛猫に歯磨きをするようになりました。歯をさっとしか触らせてくれませんが、舐めさせるタイプの歯磨きペーストをつかって、毎日デンタルケアに気を付けています。」
なるほど。このお世話はとても参考になります。猫の歯磨き、これはできれば子猫時代から習慣にしたい大事なケアです。
ある雑誌の記事によると、3歳以上の猫で歯周病にかかっている猫は8割、との報告もあります。歯周病が悪化してしまうと全身麻酔をして抜歯という治療をしなければいけないことも。
愛猫のデンタルケアは飼い主さんの責任といえそうです。
■階段と廊下にカーペットを敷く
「我が家の愛猫は16歳のおばあちゃん猫。最近足が弱くなってきたのか、フローリングの床でも滑るようになりました。トイレの失敗もするようになったので、ホームセンターで、パズルの様に組み立てられるカーペットを購入し、階段と廊下に敷いたところ、滑らないし、粗相の掃除も楽になりました。」
フローリングの床は高齢猫にはおもわぬ事故に繋がる場合があります。たった2段の階段から飛び降りただけなのに、床がフローリングだったために滑って脱臼、という猫ちゃんもいたとか。
また、掃除や取り替えの効くパーツを組んで使うカーペットはとても便利。良いアイディアだと思います。
ベテランの飼い主さんのやっている5つのお世話を紹介しました。やっておくとても便利、愛猫の健康にもつながります。是非参考にしてくださいね。