友人の家の猫は「あずき」が大好き。おはぎを食べているとニャーニャー鳴いて欲しがるそうです。
私の知っている猫で、「変わった食べ物」を欲しがる猫は案外います。ネットで「バナナ」を美味しそうに食べる猫もいてびっくり。
猫の味覚に「甘味」を感じる機能がないのは有名な話。嗅覚が鋭い猫は、食べ物の好みは人間よりも厳しいかも。我が家の愛猫も、フードの好みにはとても繊細です。
猫のフード、健康管理に優れたオーガニックのフードを厳選して選んでも、食べてくれなかったらどうにもなりません。
「猫のフードには添加物も必要です。」
と答えてくれたのは、大手ペットフードメーカーに勤めている友人です。猫の健康に優れたフードと、実際に食べてくれるバランスはとても難しいのだとか。
今回は、猫のフードに関する疑問を専門家に聞いてみました!
![](https://www.necoichi.co.jp/files/user/201710032343_3-300x0.jpg)
■猫は肉食なのに、なぜ穀物が入ってるの?
猫は完全肉食動物。それなのになぜ市販されているキャットフードの多くに「穀類」が使われているのか、とっても疑問に思っていました。
「猫は確かに完全肉食動物ですが、健康な猫は、ある程度デンプンをエネルギー源にすることができます。動物性たんぱく質と一緒にある程度の糖質(穀類)を与えると、猫の腎臓への負担が減ります。
猫に必要ないと言われる穀類を混ぜて与えることで、猫に多い尿路疾患の病気を予防し、猫の健康に良い結果をもたらすことができます。」
なるほど、そういうことだったのですね!猫には必要ない栄養素でも、一緒に摂ることで健康のバランスを整えることができるなんて、知りませんでした。
![](https://www.necoichi.co.jp/files/user/201710032343_4-300x0.jpg)
■猫のフードになぜ添加物を使うの?
キャットフードはもちろん、人間の食べ物にも「添加物」は入っていない方が良いとの意見があります。多くの人は『添加物=悪いもの』というイメージがあるのでは?
「フードに使っている使っている添加物には、それぞれ大事な役割があるのです。例えば、栄養バランスを整えるためには、ビタミン類やアミノ酸、ミネラルといった添加物が必要ですし、フードの品質保持のためにはビタミンEを入れる場合もあります。
猫の食欲を増進させるために、旨味パウダーをふりかけることもあります。」
なるほど。そういうことだったのですね。添加物といっても、猫の栄養に欠かせないビタミン類なら、入っていた方がむしろ安心できますよね。
いかがですか。猫のフードを選ぶ時。飼い主さんは、原材料のところをチェックしているはず。フードに???と思う材料が入っていて不安になることがあるでしょう。
そんな時は遠慮なく、「お客様相談室」と書かれた連絡先に電話して聞いてみてください。大手メーカーは大体袋に連絡先を明記しています。
この連絡先が明記されているかどうかも、フードを選ぶときのポイントになりそうですね♪