猫の入院費用に6ケタの費用がかかった…(泣)という話、決して人ごとではありません。私が住む東京都杉並区では「中学生までは医療費が無料」ですが、これがもし
「ペットの医療費も無料」
にしてくれれば、もっともっと区民が増えるかも?それぐらいペットの医療費は高額になることがありますよね。
犬と猫と暮らしている我が家では、子供に風邪を引かれるよりも猫に風邪を引かれる方が一大事。お猫様の健康管理は毎日の基本です。
特に猫のウンチやオシッコは健康状態をチェックする上で大切なバロメーターです。愛猫が健康な時のウンチとオシッコの状態を知っておきましょう。
■健康な猫のウンチとは
平均的に成猫がウンチをする回数は1日に1~2回です。フードの成分や食べた量、飲水量にもよりますが、だいたい健康な猫のウンチの量は人間の「人差し指1本分」が目安になるとか。
猫のウンチの硬さはトイレ用のスコップで持ち上げた時にベタッとつかない程度。茶色のウンチが健康な証拠です。下痢便やどす黒い色だったり、血が混じっている場合は大腸炎かも。すぐにウンチを持って動物病院で相談してみると良いでしょう。
もし下痢や軟便を1日に2回以上したり、3日以上便が出ない場合なども獣医さんに相談した方が安心です。
■健康な猫のオシッコとは
猫の病気に多いのが泌尿器系の病気です。膀胱炎や結石、腎臓病はオシッコの状態から早期発見が可能になる場合があります。
成猫が1日にするオシッコの量は、体重1kgあたり20~35ml程度だと言われています。だいたいですが、大さじ1杯が15ccぐらい。愛猫の体重もチェックして1日のオシッコの平均量を覚えておくと良いでしょう。
オシッコを量るのが難しい場合は、猫のオシッコを吸収したトイレ砂の塊を、その塊ごとに1週間計量して1日当たりの平均値を出しておくと良いでしょう。
もし平均値の2倍以上のオシッコをする場合は慢性腎不全や糖尿病などの病気の可能性があります。またオシッコから強い匂いがしたり、ピンク色で猫が何度もトイレに行く場合は膀胱炎や結石かもしれません。
猫が何度もトイレに行くのに、少ししかオシッコをしない場合も要注意です。なるべく早く動物病院へ連れて行きましょう。
いかがですか。飼い主さんは愛猫の体の基本データを知っておくと安心です。
・猫の名前
・年齢
・体重
・かかった病気
・ウンチとオシッコの平均値
をノートに書いて「猫の健康手帳」を用意しておくと、万が一猫と離れ離れになっても安心ですよね。猫を預ける時、飼い主さんが留守にするときのために、是非猫の体の基本データは記録しておいてくださいね。