猫を飼っている方なら、猫は泌尿器系の病気になりやすいことを知っていますよね。
猫は病気を隠しやすい動物。見た目は健康そうに見えても、「オシッコの異変」から病気に気づくことが多いと言います。
毎日猫のトイレのチェックをしてみてください。猫のオシッコの色・量・猫の様子から危険な病気の早期発見ができます!
今回は愛猫の危ないオシッコの見極め方についてご紹介しましょう。
■猫のオシッコの色がピンク色をしているとき
猫のオシッコは健康な状態の時は「薄い黄色」をしています。ある獣医師の先生は、「リプトンのレモンティーの色に近いです。」と言っていました。是非参考にしてください。(最近のレモンティーは無色のものもあるようです。)
猫のオシッコがピンク色をしている場合、それは「血尿」です。猫の血尿はピンク色、赤っぽい茶色をしています。
血液はオシッコよりも重いため、オシッコの最後の方に見られることがあるので、猫のオシッコの終わり間際に出ることが多いとか。
猫の血尿は「膀胱炎」や「尿石症」の可能性がありますから、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
■猫のオシッコの色が濃い黄色をしているとき
猫のオシッコは普段から色や量を確認しておくことが大切です。猫のオシッコの色がオレンジに近いような濃い黄色をしているときはオシッコが濃縮傾向にあるということ。
水分の摂取量が少ないことを意味しています。猫はもともと砂漠で暮らしていた動物ですから、少量の水を体内で最大限に活用できる体の仕組みをしているそうです。
しかし気をつけないと水分をあまり取らずに生活してしまいます。部屋の複数箇所に新鮮な水を用意して、なるべくたくさん愛猫に水を飲んでもらう工夫をしてください。
猫壱のウォーターボウルは目盛り付き。猫の飲水量が一目でわかるようになっています。
■猫のオシッコがキラキラしているとき
できれば時々猫のトイレの下に敷いたペットシーツを確認して見てください。キラキラしたものが混じっていませんか?
これは尿の中に結晶や結石が混じっている証拠です。これは「尿石症」のおもな症状ですから、すぐに動物病院を受診してください。
いかがですか。猫のオシッコトラブルはよく聞く話。猫がなんどもトイレに行くのにオシッコが出ていない、1回のオシッコの量が普段よりもとても多い、1回のトイレの時間が長いのに、オシッコが出ない時はオシッコの色に関係なく「膀胱炎」や「腎臓疾患」の恐れがあります。
また、猫が泌尿器の病気になると、排泄機能が低下するために食事の量にも影響が出ると言います。普段元気な時と比べて20%以上フードを残す状態が続く時は念のため病院で相談してみたほうが安心です。
愛猫が水を飲まなくても、いつもよりたくさん飲んでも心配になりますよね。飼い主さんは猫の様子をこまめにチェックしてください。