2017年の4月22日、大阪府枚方市にあるペット霊園「宝塔」が突如閉園してしまい、関係者の間で衝撃が走りました。
このペット霊園はペットの飼い主に連絡がなく突然閉園したそうです。閉園の通知として
「写真など思い出の写真はお持ち帰りください。残りはいらないものとして処分します」という貼り紙が置かれていただけだとか。
事実を知った園の利用者が掘り返された大量の遺骨や、壊して捨てられる墓標らしき残骸の写真をSNSで紹介し、ペットを愛している飼い主たちはハラワタが煮えくり返る思いをしたとか。
確かに私もこれを聞いた時は、同情するとともに
「やっぱり庭に埋めて良かった。」
と思ってしまいました。実家の庭に「ペットの樹」と呼んでいる大きな椿の木があり、今まで私はペットが死ぬと火葬してその木の下に埋めるようにしていました。
都会に住んでいる場合は、ペット霊園にお骨を埋葬する飼い主さんも多いでしょう。しかし最近はペットもそうですが、人間の埋葬方法もいろいろと変化してきているようです。
今回は、ちょっと変わったペットの葬儀や供養の方法をご紹介します。
■愛猫へ手紙を書く
20年連れ添った猫を老衰で亡くし、ペットの合同墓にお骨を供養したYさん。1年に1度、愛猫の誕生日になると猫に向けて手紙を書くことにしているのだとか。
どんなに猫を愛していたか、猫がいなくなってどれだけ寂しいか、書いていると思わず涙が出てくるそうですが、それを書き綴り、自分の住所と愛猫の名前を書いてポストに投函。お寺に送っているそうです。
■愛猫の爪や毛、写真などをアクセサリーにして身につける
小さなロケットペンダントに愛猫の爪や毛を入れて肌身離さず身につける、という知り合いがいます。
猫の写真を加工してレジンを使ったペンダントにするという方法もあります。これは女性の飼い主さんに多い猫の供養の方法のようです。
■記念樹、記念碑を作る
2017年のインターペット博で、「記念樹のお墓セット」が売られているのを見つけました。猫の骨と土を混ぜて植木鉢に入れ、そこに木を植えて部屋に置くというもの。大きくなったら庭に植え替えても良いそうです。
自宅の庭に埋めれば、なんだかいつまでも愛猫が身近にいるような気分がしてオススメかもしれません。
■卓上のミニ暮石を買う
お墓、というと霊園にある大きなお墓を連想しますが、最近は手のひらに乗るサイズの暮石も売られています。
中に小さな骨壷があり、リビングなどに置いていつもお水やお花を供えられるようになっているとか。
お墓参りになかなか行けない、という人向けに考えられたアイディアだそうですが、これも現代ならではの供養の方法かも知れませんね。
いかがですか。愛猫が虹の橋を渡ってしまった時。ペットロスにならないためには、愛猫をよく知っている人に話を聞いてもらうことをお勧めします。
愛猫を亡くしたら大いに泣き、悲しみを閉じ込めないこと。匿名で利用できるペットロス・ホットラインなどもありますから、どうぞ利用してみてくださいね。