猫がそばにいてリラックスしているとき。猫の方から飼い主さんに近づいて来たとき。嬉しくて思わず
「愛してるよ~!」
と猫を抱き上げ、ギュウッと抱きしめてモフモフしていませんか。
それをしたくなるあなたの気持ち、とてもよく分かります。私もついついやってしまいますが、実はソレ、
「人間が人間に対する愛情表現」
です。
恋人や旦那様、可愛い子供にそれをするのはOKですが、猫はその愛情表現はあまり好きじゃないかも。。。
猫同士の愛情表現はもっとシンプル。そしてニンゲンよりもスマートです。今回は、猫に『愛してるよ』と気持ちを伝えるシンプルな方法を紹介します。
■最もシンプルな方法『まばたき』をする
ふと顔を上げ、部屋の片隅にいる猫と目と目が合ったとき、(かなりの確率で目が合いますよね!)そっと目を閉じてゆっくりと開ける『まばたき』をしてみて下さい。
このまばたきは体は動かさず、リラックスした状態で行うのがコツです。2~3回繰り返し、そのあとしばらく目を閉じていて、そっと目を開けたとき、猫も目を閉じていたり、同じようにまばたきを返してくれたら、あなたの「愛してるよ」が上手に伝わった証拠。成功です!
■もっと仲良くなりたいなら『おでこキス』
猫の方に近づいて、頭をなるべく低い位置に下げます。このとき、猫の目を見つめずにちょっとそらすのがコツです。猫を抱っこしたり触らないで下さい。
そのまま、猫のおでこの前に自分のおでこを差し出します。猫があなたの匂いを嗅いだり、ゴツンとおでことおでこを合わせてくれたら成功です。
■これはNG!気をつけよう
猫に「愛してるよ」と伝えたいとき、猫をじっと見つめてしまうと、信頼関係が築けていない猫の場合は逆の意味、
「喧嘩売ってるニャ!」
と思われることがあります。猫に警戒されている、と感じたらさっと目をそらしてあげましょう。
猫は体を拘束されながら顔を近づけられるのは好きではありません。(お互いに信頼関係ができていれば別ですが)本能的にこれは嫌がる仕草です。
猫に「愛してるよ」と伝えたいときは、猫はあくまでも自由な状態にして伝えた方が良いでしょう。
いかがですか。この「まばたきをすると愛情が伝わる」という方法、これは「犬」にも結構使えます。犬の場合、猫のようにまばたきを返してはくれませんが
「僕も愛してるよ!」
「遊んであげるよ!」
というような「嬉しいワン」という気持ちを尻尾をブンブンと振ることでこちらに伝えてくれます。
もしかして、これは他の動物にも使えるのかも?
この方法、片目だけでやれば「ウィンク」ですからニンゲンにも使えるのでは♪このウィンク、映画やドラマでは見かけますが、実際にやっているところはワタクシ見たことはありません。
本当に伝わるかどうか、勇気のある方、電車の中でかっこいい男性を見かけたらぜひやってみてはいかがでしょうか(笑)