2017年3月26日に全国で一斉に始まる『ねこ検定』(廣済堂出版 定価1000円)。結構本気で難しいらしい…、という噂もチラホラ。ワタクシ、今から真剣に勉強したいと思います!
今回は知っていそうで知らない猫の気持ち。ご機嫌が良い時、猫は尻尾をピーンと立てて歩いて来ますから、猫のご機嫌は「尻尾」で判断している人も多いのでは?
もちろんそれは間違いではありません。しかし世の中、尻尾の短い猫もいます。マンクスや日本特有のジャパーニーズボブテイルなど、まるでウサギのように尻尾が短いですよね。
実は猫の気持ちはもっと簡単に、パッと見て分かる場所にありました。
それはなんと「ヒゲ」。ヒゲを見れば愛猫の気持ちはスグに分かるというのです!皆さん、知っていましたか?
猫のヒゲ、実はとても感度抜群の高センサー。猫はヒゲで気持ちを表す以外にも、沢山の機能を備えています。
今回は、猫のヒゲについて徹底解説いたします。
■猫のヒゲはどこに生えている?
猫のヒゲはどこに生えていますか?と聞かれて、「決まってるじゃん!鼻の横だよ。」と答えたあなたは、残念ながら半分しか正解とは言えません。
確かに猫のヒゲは鼻の横、通称ヒゲ袋(ウィスカーパッド)から生えています。しかし猫の顔をじっくりと見てください。実は猫のヒゲは目の上の眉毛あたりや、顎のしたなどにも短いですが、立派なヒゲが生えています。
猫のヒゲが生えている部分は顔まわりだけで5箇所もあります。眉毛の部分に生えるのは「上毛」、頬に生える「頬骨毛」、鼻の横に生える「上唇毛」、猫の口角あたりに生える「口角毛」、そして顎の下に生える「頭舌毛」です。そしてトータルで猫のヒゲの数は「60本~72本」程度だと言われています。
■猫のヒゲは感情が豊か
猫のヒゲの向きに注目してみましょう。いつも眠い時やリラックスしている時は柳の枝のように下を向いていますが、嬉しいと感じると尻尾同様にヒゲがピーンと伸びるといいます。
何かに警戒している場合は耳を伏せて顔にぴったりとつけています。そう言えば、これは尻尾も耳も同じ動きをしますよね。
嬉しい時はピーン、悲しい時はダラン。猫の気持ちは意外に単純で分かりやすいのかも知れません。
いかがですか。猫のヒゲについて。これは絶対にねこ検定に出る気がします。ちなみに猫のヒゲは体の柔らかい被毛とは違って、3倍も深く皮膚に埋まっているそうです。
猫のヒゲは引っ張っても簡単に取れませんが、定期的に生え変わるそうです。
皮膚深く毛根が埋まっていることで、猫はヒゲによって温度の変化や風向きまで察知することができるとか。暗い場所を歩けるのも、狭い場所をすり抜けられるのも、全てヒゲのおかげ。
人間にもこんなヒゲがあったらいいのに。ついそう思ってしまいますね(笑)