我が家の愛猫カイトは今年で7歳。いつも偉そうに私を上から目線で眺めているので、つい「しゃちょー」と呼んでいましたが、最近本当に社長のような貫禄がついてきました。
猫の1年は人間の4年。生後3ヶ月で五歳に相当します。1年半で20歳。10年で56歳。20年も生きた猫なら人間の96歳に当たるとか。どう考えても、飼い主よりも先に猫の方が虹の橋を渡ってしまいそうです。
猫とのお別れ。辛い経験をどうみなさんは乗り越えて行ったのでしょうか。どうしたら立ち直れるのでしょうか。今回は、猫のお別れの方法と、先輩たちのペットロスを乗り越えた体験談をご紹介しましょう。
■猫とのお別れ。どんな形で看取りましたか?
全国の猫の飼い主371名に協力していただいたアンケートによると、猫を看取った経験のある飼い主は62%。ペットを飼っている人なら誰でも経験するはず。私も経験者です。しかしこればかりは何度経験しても慣れるということがありません。
「経験はあるけど、そのことについては何も喋りたくない」という山形県のYさん。
「最初の猫を病院で亡くしてずっと後悔しているので、2匹目からはずっと自宅で看取るようにしている。」という大阪のMさん。
みなさん、やはり辛かったことでしょう。そしてこのアンケートによると、猫の埋葬法は「火葬にした」が73%。「土葬、庭に埋めた」という人が24%。その他が3%でした。
■ペットロスになった経験はありますか?
出典
火葬にしたあと、愛猫の遺骨を自宅で保管している、という人は全体の62%でした。お寺に預けたくない、と遺骨の一部をペンダントにして持ち歩いている友人もいます。
猫との別れは本当に飼い主にとっては、信じたくない出来事のようです。しかし猫と暮らしていればどうしても避けて通れないのが猫とのお別れ。できればペットロスにならないように先輩の意見を聞いてみたいですよね。
「ひたすらノートの思いを綴った…。」という山口県のHさん。
「他の猫に話しかける。2,3日は泣いて暮らす。」という長崎県のTさん。
「子猫が亡くなったとき、先住猫も体調を崩し、そのお世話で気が紛れた。あとはブログのコメントで助けられました。」という東京都のVさん。
多かった意見は、「時間が少しずつ解決してくれるのを待った。」「新しい猫との出会いがあって少しずつ回復した。」の2つ。やはり「時間薬」と「新しい恋人」はペットロスの治療薬には効果が高いようです。
いかがですか。猫を悼む気持ちは同じでもその気持ちの癒し方は人それぞれ違います。でも言えることは、時間とともに前を向いて歩いていくこと、前に進むためにまた「新しい出会い」を恐れないことかもしれません。
ペットロスに陥っている皆さん。悲しみはやがて薄れていくはず。そしてまた、できれば不幸な環境にいる猫たちに、優しい手を差し伸べてあげてくださいね。