お魚くわえたドラ猫~追いかけて~♪このサザエさんの音楽を知らない日本人はいないでしょう。
そしてこのせいで、日本では「猫は魚が好き」というのはもはや常識のように感じているはず。
しかし!猫の祖先は元々砂漠に住んでいたリビアヤマネコ。きっと魚なんて見たことも食べたこともなかったはずです。
獣医師の先生の中にも、「猫に魚は良くない」という先生もいます。特にサバなどの青魚を食べさせ続けると、「黄色脂肪症」という病気になって最悪死んでしまうこともあります。ヨーロッパや海外のネコの栄養学に関する本には
『珍しいことに、日本ではネコに魚をやっている』
という記述もあるとか。確かに欧米のキャットフードの原料はほとんど肉が常識ですよね。
そして今回、新しく猫の寿命を縮める意外なものが報告されました。今回は最近の研究で明らかになった猫にダメなものワースト3を発表しましょう。
■猫にダメなものワースト1:ハウスダスト
愛媛大の野見山桂准教授(環境共生学)らのグループによると、ネコの血清55検体を調べたところ、飼いネコの血中から高濃度の残留性有機汚染物質がヒト血清の数倍~数十倍検出されたがそうです。
この原因について、教授は「魚介類を原料とするペットフードと屋内のハウスダストが原因とみられる。この2つは甲状腺機能障害を起こす危険性がある」と指摘しています。
完全室内飼いが主流の現在、猫は毛づくろいと食事からハウスダストを体内に取り込んでしまうのでしょう。猫を飼っている人はこまめに掃除と換気が必要かもしれません。
■アスピリンなどの薬やサプリメント
出典
人間用の薬を猫にあげては絶対に行けません。たとえネットで調べて、人間の薬と同様の成分が猫の薬にも使われていたから…。という素人判断で猫に人間用の薬を与えるのはとても危険です。
例えば、アスピリンは人間なら30分程度で効果が現れる鎮痛剤ですが、猫に与えると4分の1程度の量を与えても体内で代謝するのに4日もかかるそうです。最悪死んでしまうこともあるといいます。
そのほかに、自分が飲んでいるサプリメントを出しっぱなしにするのは危険です。人間のサプリメントの中には、猫が好んでしまうサプリメントもあり、袋を破って食べてしまうこともあるとか。
たとえサプリでも大量に食べれば体には有害です。薬やサプリメントは猫の目に触れない場所に保管してください。
■ポインセチア
出典
これからのクリスマスシーズン、どの家庭でもあの赤い葉っぱの観葉植物、ポインセチアを飾ることがあるかもしれません。
しかしポインセチアの葉っぱは有毒です。ポインセチアは全草にフォルボールという有毒成分が含まれ、皮膚炎・水疱などを引き起こすと言います。
1919年にハワイで子供がポインセチアを食べて死亡した例が報告されており、発がんプロモーションを促進する作用があることもわかっています。
ポインセチアは人間でも猫でも有毒な植物です。飾る時は猫の届かない場所に飾ってくださいね。