我が家のしゃちょー、愛猫のカイトはとても几帳面な性格です。よくネコは顔の表情が分りにくい、といいますが、この猫に関しては当てはまりません。
毎朝の日課、8時から8時15分までがしゃちょーの「毛づくろいタイム」です。全身をブラッシングした後、顔周りを重点的に撫でます。しかしとても気持ち良さそうにしているにも関わらず、毎回いきなりガブッと噛むのです。
カイトが噛み付くのは大体撫で始めてから2分程度(悔しいので時間を計りました)。目が「相変わらずヘタクソだな」という感じに半目になるのが合図です。お陰で最近はかなり噛まれる前に手を引っ込められる様になりました。
基本的に猫は、
「自分が撫でて欲しい時だけ、撫でられたい。」
という非常にワガママな動物です。そしてとても飽きっぽく、気持ちが変わりやすい動物でもあります。
無駄な引っ搔き傷やかみ傷を増やさない様に、愛猫の撫でて欲しい「時」と「場所」を知っておいたほうが安心です。
今回は、猫が大満足する上手な撫で方と撫でて欲しい場所をご紹介しましょう。
☆猫が撫でて欲しい時はいつ?
ネコが撫でて欲しい時、それは自分の匂いを飼い主につけたい、匂いをお互い交換したいと思う時ではないでしょうか。
飼い主が帰宅して自分の知らない匂いをつけてきた時、これからパトロールに行く前の挨拶、ちょっと甘えたいときなどなど、その猫によって「撫でて欲しい」時があるはずです。
撫でられるのが嫌いな猫は、「ご飯をあげる前」は比較的撫でさせてくれます。猫の様子を観ながらチェックしてみて下さい。
☆猫が大満足する撫でて欲しい場所とは
猫が大満足する撫でて欲しい場所とは、ズバリ、「自分でグルーミングできない場所」です。首の後ろやあごの下は絶好のベストポジション。この部分は指の腹でちょっと強めに掻く様に撫でると喜びます。
逆に背中とお腹はゆっくりとソフトに、「短時間」撫でてあげれば充分かも。手足を触られると嫌がる猫は多いので、この部分としっぽは本当にタッチする程度で止めておきましょう。
ブラッシングしながら、自分の猫がどこを触ったら気持ち良さそうに目をつぶったか、喉をゴロゴロ鳴らしたかをチェックしてみると良いでしょう。
猫が撫でて欲しい場所が分らなかったら「臭腺がある場所」をチェックすると良いかも知れません。猫の臭腺という器官は額の両側、唇の両側、あごの下、しっぽ、肉球、肛門の両側にあります。
この中で比較的一番撫でやすいのは猫のおでことあごの下です。
この2カ所はどんな猫でも撫でられると嬉しそうに目をつぶるはず。(知らない猫は警戒して嫌がるかもしれませんが)
ネコは短時間でいきなりガブッとやる割には、スキンシップがとても大好きです。噛まれずに撫でられるか是非コツを覚えてみて下さいね。