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実写動画とイラストを組み合わせアニメーション映像を作成するAIツール


画像作成AIツールが登場すると、あっという間に広まりました。


今ではAIが生成した画像がネット中にあふれています。


そして「AI画像」の次は「AI動画」かもしれません。


最近、アメリカのAI開発企業「ランウェイ(Runway)」は、動画生成AIツール「Gen-1」を発表しました。


Gen-1は写真や文章で指示を与えるだけで、既存の動画から新しい動画を生成してくれます。




目次



  • 動画生成AIツール「Gen-1」によって映像制作の新時代が到来する

動画生成AIツール「Gen-1」によって映像制作の新時代が到来する


1本の動画を撮影・作成することは、想像以上に技術と手間がかかるものです。


わずか数秒のクリップ作成を依頼するだけでも、それなりの費用が掛かります。


最近発表された動画生成AIツール「Gen-1」は、こうした常識を覆すものとなるでしょう。


Gen-1に必要なのは素材の元になる「動画」と、生成するための指示となる「文章」や「画像」です。


腕をダイナミックに動かす男性の動画
Credit:Runway

例えば、「男性が腕をすばやく動かしている元動画」に、「アメコミ風マグマ・ヒーローの画像」を与えると、次のようになります。


アメコミ風の画像を与えると……
Credit:Runway

なんと「腕を素早く動かすマグマ・ヒーローの動画」が生成されるのです。


Gen-1が元動画と同じ動きをするアメコミヒーローの動画を生成してくれる
Credit:Runway

わずか数秒の動画ですが、これをCGクリエイターに依頼することなく瞬時に作成できるメリットは非常に大きいと言えますね。


もちろん動画から感じられるように、現段階ではGen-1にもいくらか限界があります。


「雪山を歩く動画」が「月面歩行動画」に
Credit:Runway

シャープな映像ではなく、フィルター加工を行ったときのような「にじみ」「ちらつき」が生じます。


本格的な映画などに利用することは難しいですが、動画の種類(例えばミュージックビデオのワンシーンなど)によっては、違和感がないかもしれません。


電車内を撮影した動画(左)が、趣あるアニメーション(右)に
Credit:Runway

他にも、電車内の動画をアニメーション風に変換したり、「テーブルとノートの動画」の構図だけを利用し、全く新しい「ビル上空からの映像」を生成したりできます。


(上)構図だけ利用し全く新しい映像を生成、(下)犬の実写動画を修正することも可能
Credit:Runway

また、「犬の動画」に対して「白い毛と黒い斑点の犬」という文章で修正するよう指示を与えると、「ダルメシアンの動画」が完成します。


こちらは元の映像をそのまま使用しているためか、“合成感”がかなり強い動画に仕上がります。


このことからもGen-1は、実写やリアルな動画を作るよりも創作アニメーションを作る方が得意なのかもしれません。


自分を撮影した動画から様々な種類のクリップを作成できる。
Credit:Runway

ちなみに現段階では、Gen-1は公開されていません。


それでもランウェイ社のサイトからアーリーアクセスの権限をリクエストし、招待が来てから使用することはできるようです。


今後近いうちに、誰もが簡単に動画生成AIツールを使って映像制作できるようになるでしょう。


それは同時に、現在生じている「著作権」や「アーティストへの脅威」といったAI生成における課題をより明確にするはずです。






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参考文献

AI tools are now creating video, and matching sound effects
https://newatlas.com/technology/gen-1-ai-video-generator/
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