瀕死の状態で路上に横たわる一匹の犬
「路上に犬が倒れてる!」
通報を受けて現場にかけつけたのはインドの動物愛護団体「アニマル・エイド・アンリミテッド(AAU)」のスタッフ達。
その呼吸の状態からどうやらその犬はジステンパーに侵されている様子。もうダメかと思いつつAAUのレスキュースタッフが近づいたその瞬間、なんとその犬はありったけの力を振り絞りしっぽを振るのです。まるで「あなたを待っていました」と言わんばかりに。
犬ジステンパー(いぬジステンパー、英: Canine distemper)は、犬ジステンパーウイルス(CDV)を原因とするイヌをはじめとしたネコ目(食肉目)の感染症である。出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%AC%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%BC
特徴的な二峰性の発熱に加え、呼吸器・消化器症状、あるいは神経症状がワクチン未接種の犬に見られた場合、犬ジステンパーが示唆される。鼻粘膜・結膜からのウイルス抗原検出が確定診断として用いられる。
犬ジステンパーに特異的な治療法は無く、一般的に予後は悪い。二次感染を防ぐための抗生物質投与、脱水への対処として輸液、栄養補給が行われる。CDV感染の予防は弱毒生ワクチンによって行われる。
なんとか持ち直してくれ!
AAUのレスキュースタッフ達は直ちにその犬を保護し、団体の施設で治療を開始しました。
14日間にも渡り抗生物質の投与と脱水症状を和らげるための点滴を続けた結果、治療の非常に難しいジステンパーを見事克服し、食べることも歩くこともできるようになったのです。
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生きるために犬が起こした行動