お金がない人は、ペットを飼ってはいけない。
以前、ツイッターで「動物を飼うにあたっては十分な経済力が必要。獣医師に連れて行ったり、ワクチン打つ余裕もないのに飼うんじゃない」と言ったら、「貧乏人は動物を飼うなと言うんですか?」と怒られましたが、私は「そうです。お金がなければ動物は飼ってはいけません」と答えます。
— Ootori Raku (@ootoriraku) 2016年10月30日
どんなペットでも、飼うとお金が掛かり、お金がないとそのペットを養うために必要な物も買えず、いざという時に医療を施すこともできません。
獣医師として、いろいろな動物・飼い主に関わってきたからこその言葉なのでしょう。
『じゃあ貧乏人は子供も産むなって?』
@ootoriraku そう言うと、「じゃあ、貧乏人は子供も産むなと言うんですね?」と仰る人が出てくるので「そういうことを、同じ次元で話すかなあ??」と思いつつ。人の場合は行政からの助成があるので、最悪の場合でも、きちんと福祉施設に頼めば、最低限のケアはしてもらえるわけです。
— Ootori Raku (@ootoriraku) 2016年10月30日
@ootoriraku でも、動物の場合は、そういう福祉サポートはないわけですよね。飼い主が手を離すことは、その動物の死を意味するわけです。だから、「本当に動物が好きなら、経済的基盤ができるまでは飼うのを止めましょう」と、声を大にして申し上げたいです。
— Ootori Raku (@ootoriraku) 2016年10月30日
捨てられたペットは、飢えや病気で死ぬか、保健所で引き取り手を待ったのちに殺処分されるそうです。
@ootoriraku 「飼えない動物は、動物病院に頼めば良い」って思われるかもしれませんが、それは大きな間違いです。動物病院だって機材・医薬品・餌、人件費等々・・経費がかかるのです。そして、保護者の居ない動物を保護しても、人の事例と違って「行政からのサポートはありません」
— Ootori Raku (@ootoriraku) 2016年10月30日
@ootoriraku 本当に動物を愛していて、動物達のために働いている人達に「あなたが助けてくれなかったら、この子は捨てます」「動物愛護センターで処分してもらいます」と脅すのは本当に止めてください。
— Ootori Raku (@ootoriraku) 2016年10月30日
@ootoriraku 「自称:動物好き」な、あなたのその行為は、動物のために働いている人の心身を壊し、生活基盤を奪い、本当だったら、その人や、その人が働く施設で助けられるはずだった動物達の命を奪う事に繋がっています。「動物の保護は自己責任で。経済的負担も覚悟の上で」お願いします
— Ootori Raku (@ootoriraku) 2016年10月30日
「引き取ってくれなかったら保健所行き」と、脅す飼い主もいるとのこと。
ペットを飼うと、一生で
ほどのお金が掛かるそうです。
飼う前に、この知識は知っておいた方がよいのかもしれませんね。
一方反論も...
全面的に賛同する意見
@ootoriraku 今回は動物の事で書いてあるけど、動物のみならず全てに言える事なんですよね。「自分の事も満足に出来ない奴が他人の世話をするな、それは他人への優しさでなくただの傲慢だ」昔上官から言われた言葉です。確かにこれを履き違えると取り返しの付かない事になり得る。
— 潤燈(るんとう) (@2FH7ls8Bwx96j1j) 2016年10月30日
@ootoriraku@pokepen 横から失礼します。子供を育てるにせよ、動物を飼うにせよ、環境を整える義務はある、ということだと思います。お金は大事ですよね
— 和田@犬キチ日誌 (@wadaken1) 2016年10月31日
@ootoriraku
— 紫陽花@不愉快です。 (@Hydrangea) 2016年10月30日
書こうと思ったら下に書いてあったですね。
完結に書くと
動物=責任はあるが保証はない。
子供=責任もあるし保証もある。
なので、責任取れなければ動物飼う資格はないですよね。
お金がない=責任取れない、だから飼う資格も無いって言えませんかね?
@ootoriraku 貧乏人なのになぜ動物を飼えると思うのだろうか(・・;)
— 藍トリシティ (@2Gih3YEAYWxvDDP) 2016年10月31日
一切獣医に診せないとして(もちろん論外ですが)日々の餌代や消耗品の費用まで考えないのかな?
犬一匹飼ってるだけの自分でも餌や首輪、リードやおもちゃでそこそこ使うのに動物の命だからって甘く考えすぎ
@ootoriraku おはようございます。台湾で犬の安楽死とそれに対する非難で苦しまれた末に自殺された動物保護施設職員の女性がいらっしゃいましたが、あれなんか「自称:動物好き」に殺された様なものですよね。本当にいたたまれません。
— T.M.@ちぇるり隊 (@vha30) 2016年10月31日
※日本の平成27年の犬の殺処分件数は29,344頭、猫は108,924匹です。
こういう考え方も…
@ootoriraku ごめん、フィリピン(スラム街も勿論含む)とか大半の家庭で犬を飼ってるし、むしろいわゆる「貧しい国」の方が遥かにペット保有率が高いの知ってるから、貧しくても飼えますというのが結論だし、ワクチン十分に浸透してないインドとか狂犬病の死者が年間数万人いるのも事実。
— 白井奈央 (@UCPossible) 2016年10月30日
@ootoriraku 所詮ペット。どう足掻いても、人間の快楽の道具に過ぎない。
— かずくん@にーと (@KazuhiroMV) 2016年10月31日
@ootoriraku あまり突き詰めると、「寿命が十分で会社が倒産したりリストラになったりする可能性もなく、貯金も有り余りかつ自分が病気になる可能性が全くない人」になってしまいます。
— ハイルミッテル井上 (@ashringood) 2016年10月30日
余り出来ることを当たり前のように押し付けるのは如何なものかと。半分は同意ですが。
@ootoriraku@chocorobby 私はハッキリ言って貧乏で保護猫5匹居ます
— すずねmama♡クワッド家族 (@m615r523r56) 2016年10月30日
医療費はすべてローン払いにしてます
それでもお外にいる子を拾い続けます
医療費ローン増えても拾い続けます
殺処分や無責任な飼い主が居なくなるまで喜んで借金します
子供たちも理解してます
人間の歴史の一部
日本人と犬は一万年以上前から共に生活してきました。
猫に関しては、海外では起源前4000年から。日本では奈良時代に中国から輸入されたと言われています。
ペットを語る大前提として、犬と猫が人間と共に生きるために進化し、人間の都合の良いように作り変えられた歴史があるということを知っておきたいですね。
殺処分前、
— ヤンキー狂う (@sentou2014) 2016年10月27日
最後に甘えるワンちゃん。
保健所の人も辛そう。
捨てたりする人がいるから
やっぱり命はお金で
売り買いしちゃダメだよね。 pic.twitter.com/CMsksrrAmp
日本の動物愛護は、他の先進国に比べかなり遅れていると言われています。
オーストラリアやニュージーランドなどでは、ペットにマイクロチップを挿入することが義務付けられており、動物を飼うことに対する責任を強く求めているのが分かります。
今後日本でも、動物の権利が取り沙汰されることが多くなっていくと思われます。
ヨーロッパなどの先進国と同じように、新しい視点を持つことを求められる機会も増えるでしょう。
ペットを飼う方は、自分なりの『ペット観』を考えておくべきなのかもしれません。