保護された48匹のラブラドールレトリバー
米国ウィスコンシン州で、アメリカ動物虐待防止協会(ASPCA)によって48匹のラブラドールレトリバーが保護されました。
成犬35匹、子犬13匹という夥しい数のラブラドールレトリバー。
一体、なにがあったのでしょうか?
声を上げた一人の市民
始まりは、エルムウッドエリアに住む女性の通報でした。
「劣悪な状況でラブラドールレトリバーを繁殖させている、悪質なブリーダーがいる。」レスキューが見たものとは?
通報を受けて救助に向かったレスキューが見たものは、凄惨な光景でした。
水も食べ物も無い、小さく不潔なケージに押し込められたわんちゃんたち。
ASPCAのキャスリンさんは言います。
「そこは、とても犬たちが暮らせる環境ではなかった。子犬を販売して利益を得るブリーダーたちのもとで、時に親犬たちは、劣悪な環境で繁殖させられ続ける辛い生活を強いられていることもあるのだ。」と。
その後のワンコ達は…
わんちゃんたちの現在
保護された48匹のわんちゃんたちは皆、医療面も含め手厚い保護を受けています。
逮捕されたブリーダーは、適切な保護環境と食べ物を与えなかった虐待の罪で、ピアース郡刑務所に送られるということです。
世界中で愛されるわんちゃんだからこそ起こった、今回の悲劇。
このような悪質なブリーダーがいなくなること、わんちゃんたちがこれから幸せいっぱいの人生を歩んでいくことを願わずにはいられません。