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カニンヘンダックスフンドってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!


カニンヘンダックスの特徴

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ch_ch/shutterstock.com

「カニーンヘン(カニンヘン)Kaninchen」とはドイツ語でウサギの事です。
狩猟対象のウサギ(Hasa:ハーゼ=野ウサギ)ではなく、ペットのウサギ(家兎)を意味します。

本家のドイツでは、英語でラビット・ダックスフンドと呼ばれるサイズ・カテゴリになります。

日本では小さいダックスフンドはとても人気の犬種ですが、じつはダックス系には、スタンダードダックスフンドと、ミニチュアダックスとカニンヘンダックスがいるんです。

スタンダードダックスは中型犬に分類され、ダックス系の中で一番大きいサイズです。

ミニチュアとカニンヘンの違いは?

スタンダードは大きいサイズのイメージがありますが、ミニチュアとカニンヘンの違いをはっきりわかる方は少ないのではないでしょうか。

■ミニチュアダックスフンド
胸囲は30~35㎝ほどとなり、スタンダードより小さく小型犬とされています。
やんちゃで遊び好き。陽気な性格が愛される人気の犬です。

その特徴と性格をよく知り、しつけに応用するのが飼い方のこつになります。
小型なので初心者のかたでも飼いやすいのですが、猟犬だった性格が残っているのでしつけが大切です。

■カニンヘンダックスフンド
胸囲は30㎝以下で、ミニチュアより小さいサイズです。
ミニチュアと同様で、陽気で明るい性格で、さらにカニンヘンはサイズが小さいのでマンションなどの集合住宅でも飼うことができます。

カニンヘンダックスの外見的特徴

puppy Wire haired dachshund in front of white background

undefined/shutterstock.com

カニンヘン・ダックスフンドの被毛のタイプは、スムース(ショートヘア)、ロングヘア、ワイアーヘアの3種類です。

体長が体高よりも長いです。

ダックスフンドの一番の可愛い特徴といえば、短足で胴体が長いというところかもしれませんね。

耳は垂れていて、マズルは中くらいの長さという事ができます。

スタンダードダックスでは入ることのできないような、とても小さな穴の中にも入ることができるようにと作出されているので、とても小さいのです。

外見的にはミニチュアダックスフンドとの違いを見分けるのが難しいのですが、カニンヘンダックスは体がより華奢で、少し足が長めです。

そして、比べるとマズルが短めなのが特徴ですね。

カニンヘンダックスの寿命・体型

ベルギーに本部があるFederation Cynologique Internationale(英語表記:World Canine Organization)が独自に定めたミニチュアとカニンヘン・ダックスフンドのサイズ標準が、以下です。

ミニチュア・ダックスフンド:体重4kgまで。胸囲が30~35cm。

カニンヘン・ダックスフンド:体重(オス)3.5kgまで(メス)3kまで。胸囲は30cm以下。

米国ケネルクラブ(AKC)や英国のクラブにはカニンヘン・ダックスフンドという標準はなく、このサイズはミニチュア・ダックスフンドになります。

スタンダードとミニチュアダックスに比べても、とても活発で身軽で、瞬発力もあります。

小さいからといって貧弱という犬種ではないんですね。

ダックスは寿命が長いことでも知られていますが、カニンヘンダックスは平均すると15歳くらいが寿命のようです。

しっかりと健康管理をしてあげるならば、それ以上元気に生きてくれることもあるでしょう。

カニンヘンダックスの歴史

Wire-haired dachshund (Kaninchen Teckel) in front of white

undefined/shutterstock.com

もともと、ダックスフンドは中世に作出されたと言われています。

もともとは、10~15㎏の個体だったそうですので、現在のスタンダードダックスよりも大きなサイズだったことがわかります。

山岳地帯で、キツネやウサギ、アナグマなどの獲物を捕らえる狩猟犬として活躍してきました。

嗅覚を使うハウンドドッグであり、狩猟犬としての能力を高めるために改良されてきた犬種です。

それで、毛質に関してもワイヤーヘアは水に強い犬種を作るためのものです。

ロングはアナグマの爪から体を守るためのものとして、一方でスムースは小さい穴や狭いところも通り抜けやすいようにと性質に変化を加えられたのです。

つまり、ダックスフンドは常にそのように狩猟犬として改良され変化してきた犬種なんですね。

それで、カニンヘンダックスも狩猟犬として、小さい穴にも入ることができるようにと作出されてきました。

ただ単に愛玩犬として、小さいサイズを作ろうとしたわけではないわけですね。

それで、狩猟犬としての特徴を持っている犬種であることを念頭に置いておきましょう。

特に、ウサギを刈るためにより小さいサイズのダックスが作出されてきました。

ミニチュアダックスとカニンヘンダックスが固定化されたのは、19世紀後半からです。

戦時中には数が少なくなり、親近交配も多くなり犬種としての質が落ちてしまったようです。

そこで、1910年からは改良と犬種固定のために、他犬種との交配が認められました。

このようなアウトクロッシングは珍しいことだったのですが、スタンダードダックスとミニチュアピンシャー(スムース)、パピヨン(ロングヘアー)、ミニチュアシュナウザー(ワイヤーヘアー)を交配したようです。

そのようなアウトクロッシングにより、毛質の違うダックスの中に、交配したそれぞれの他犬種の影響もみられるようになって、スムースはミニチュアピンシャーの影響で少し気が強くて繊細な一面を持ち、ロングヘアーの個体はパピヨンの影響で愛想があり活発な性格、そしてワイヤーヘアーのダックスは服従心が高く賢い、というミニチュアシュナウザーの影響を感じさせる性格を持つことが多いみたいですよ。

カニンヘンダックスフンドが日本に初めて登録されたのは1995年です。

かなり最近ですが、人気はかなり高く2017年の時点ではJKCに登録されたカニンヘンダックスフンドは6000頭近くに上りました。


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