猫の香箱座りってどんな座り方?
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この猫の座り方ってよく見かけますよね。これを香箱座りと言います。正確には「前足を胸毛の奥へ内側に折り込むようにして座っている状態」のこと。
この座り方をすると、猫がぽわぽわの毛玉のように見えてかわいいですよね。 香箱とは香木などのお香を収納する蓋つきの箱を意味します。座った姿がこの箱に似ていることから、香箱座りという呼び名がつきました。他にも箱座り、香箱を作る、香箱を組むという言い回しもあります。
猫の香箱座りからわかる意味とは
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実はこの香箱座りという行動には、かわいいだけではなくちゃんと意味があります。この座り方から猫の気持ちや体調などが分かるのです。
気持ちに着目すると、この行動をとる時はリラックスしているという意味。足を体の下にしまい込むので、とっさの時に猫はすぐ行動に移れません。従って差し迫った危険がなく急な行動をとる必要がないと判断している時、すなわちリラックスしている時にこの香箱座りをする傾向があります。もし猫が側でこの座り方をしているならあなたに気を許しているという意味ですね。
香箱座りはこんな体調のサイン!
一方、香箱座りは猫の体調がすぐれない時にも行う行動のひとつでもあります。この座り方だと体が圧迫されないので、体調が悪かったり痛みがある時に行うことが多いようです。もし普段よくお腹を出して寝る猫がずっと香箱座りの姿勢を崩さないのなら、体調に問題ありという意味なのかもしれません。
例えばお腹が痛いという意味かもしれせんし、何らかの理由で節々が痛いという意味かもしれません。比較的内蔵に疾患があった時にこの座り方をすることが多いようです。心配になったら猫の体に触ってみましょう。もし嫌がるそぶりを見せたらそれはどこか痛いところがあるのかもしれません。念のため病院へ連れて行くなどの行動に移った方がいいかもしれません。
いち早く体調に気づいてあげよう
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可愛らしい猫の香箱座り。でも行動が普段と違ったり、長時間この姿勢でいる場合には体調が悪いという意味を行動で伝えているのかもしれません。言葉が離せない猫にとって、体調不良を伝えることは困難です。だからこそ飼い主が猫の行動から猫の気持ちやその意味を読み取って、対応してあげられるといいですね。