starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

猫は寝たふりをしている!?猫の睡眠の状態と、いつも寝ている理由を解説!


猫の睡眠について

薄目を開けて眠る猫

pixabay.com

猫が寝たふりをしているのか、気になる飼い主さんは多いことでしょう。猫の気持ちや行動の理由を正しく知るには、猫の体の仕組みや通常の状態を把握することがまず大切です。

では、これからまず猫の睡眠はどのようなものか考えてみましょう。人間との違いに注目すると、より猫の睡眠について把握できるはずです。

猫の睡眠時間

猫の睡眠時間は1日12時間~16時間だといわれています。つまり、1日の3分の2を睡眠に費やしているのです。人間の2倍以上睡眠に費やしているなんて驚きです。

しかも、猫たちが活発になる時間帯は、人間が活発になる時間帯と大きくずれています。人間は夜に寝て、朝昼に活動的になるものです。対して猫は夕方から夜、早朝にかけて活発になる動物です。

飼い主さんたちが昼間活動している時に猫たちが寝ているのは、この時間帯の違いが大きな理由となっていることでしょう。

しかし、どうして人間と比べて猫はここまで長い時間寝る必要があるのでしょうか?これには猫の睡眠の状態が関係しています。

猫の睡眠の状態

人間の睡眠は主に、レム睡眠(身体は寝ているが脳は起きている状態:浅い睡眠)とノンレム睡眠(脳も身体も寝ている状態:深い睡眠)のサイクルを繰り返すものです。

深い睡眠であるノンレム睡眠が脳をしっかりと回復してくれるので、この割合が大きいと効率的な休息が可能です。そのため、全体としては短めの睡眠でも十分な休息が取れるのです。

猫にも同様のサイクルがあるといわれています。ただし、猫は人間よりもノンレム睡眠の割合が少なく、全体的に浅い睡眠を続けているのだそうです。浅い睡眠なので脳の回復量が少なく、結果として長時間の睡眠を必要とするのでしょう。

では、猫たちが人間と比べて浅い睡眠しかできないのはどうしてでしょうか?実は、これにも明確な理由があるとされています。

猫がいつも寝ている理由

猫は本来狩猟によって生きる野生動物であり、いつでも獲物を狩ったり、逆に肉食動物から狙われたりして生きています。

そのため、いつでも敵の気配を察知し、すぐに逃げることができなければいけません。では、一番危ない時間はいつでしょうか?それが睡眠時です。

猫が人間のように熟睡してしまうなら、敵に気付くのが遅れ、あっという間に命を失ってしまいます。そうならないために、浅い睡眠を続ける必要があったのです。睡眠が浅い分、いつでも敵に気付いて逃げることができます。

しかし、それだと回復にも時間がかかってしまうので、猫は「浅くて長時間の睡眠」が必要なのです。寝ている猫が小さな物音ですぐに起きてしまうのも、この睡眠状態が関係しているのでしょう。

猫は寝たふりをしている?

寝たふり?

pixabay.com

猫の睡眠の状態が分かったところで、猫の「寝たふり」問題について次にご紹介しましょう。

多くの飼い主さんが感じている、猫の「起きているように見えるけど、全く反応しないで目を閉じている状態」は果たして寝たふりなのでしょうか?もしくは、爆睡しているだけなのでしょうか?

寝たふりしているかも

猫は基本的に浅い睡眠を続けています。そのため、近くで大きな音がしたり、飼い主さんが活動していたりしても目をつぶったままなのは、寝たふりしている可能性があるといえるでしょう。

しかし、猫にもノンレム睡眠に入るタイミングがありますから、本当に熟睡している場合もあります。また、飼い猫として長く生活しており安心しきった環境では、周囲の変化に疎くなっている可能性もあります。

寝たふりするのは興味がないから?

では、猫が寝たふりをするのはどうしてでしょうか?

人間の場合、寝たふりをするのは大抵都合が悪いときです。起きているけど関わりを持ちたくないので、あえて寝ていて気付かないふりをするのです。

しかし、猫は基本的に本能のままに生きているので、人間のような思惑はないでしょう。ただ単純に無視しているだけの可能性があります。耳には情報が入ってきているけど、相手にしていないだけなのです。

単に意識が曖昧なだけかも

ちなみに、単に意識が曖昧なだけの場合もあります。私たちも寝起き時には頭が回らず、寝ぼけていたりするものです。

猫たちもあえて無視しているのではなく、意識が曖昧なだけなのかもしれません。

起きないのは体調不調が関係しているかも

逆に、近くで大きな物音を立てたり、飼い主さんからのアプローチがあったりしても起きない場合は、体に大きな問題を抱えているかもしれません。

健康な猫は必ず起きたり反応を示したりするはずです。それが無いということは、身体の機能が著しく低下しており、正しく反応できていないのかもしれません。

1日中活動せずに寝てばかりいる場合も同様でしょう。飼い主さんが違和感を覚えるなら、すぐに病院に連れて行ってください。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.