犬の瞬きが少ないのはなぜ?
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GCapture/shutterstock.com
「犬は人間に比べて瞬きをする回数がとても少ない」といわれています。犬の目の構造は基本的に人間の目と似ていますが、、犬には「瞬膜(しゅんまく)」といわれる第3のまぶたがあります。犬の目頭部分に見える白い膜が瞬膜です。瞬膜はまぶたと違い左右に動いて目を保護します。
人間の場合、瞬きをすることで目を潤したり、ほこりやゴミが目に入らないよう目を保護します。しかし、犬の場合、瞬膜が涙の30%を作ることによって目を保護する役割を果たしています。そのため人間のように瞬きをして目を保護する必要がありません。
犬が瞬きをするのはどんな時?
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Alejandro Montecatine/shutterstock.com
普段はあまり瞬きをしない犬ですが、自分の気持ちを伝えるためにあえて瞬きをすることがあります。では、犬はどんな時に瞬きをするのでしょうか。
敵意がないというメッセージ
犬同士がケンカする時は、瞬きをせずに睨みあう習性があります。そのため、犬が飼い主さんに対して瞬きをする時、「あなたとはケンカする意思がありません」「あなたには敵意がありません」というメッセージを伝えていることになります。
罪悪感がある時
イタズラをして怒られた時などに犬は瞬きをすることがあります。緊張をほぐすサインも込められているかもしれません。愛犬が申し訳なさそうに瞬きをしていたら、あまり怒らないであげてください。
退屈な時
天候が悪くお散歩に行けない時や、飼い主さんが忙しくてあまりかまってもらえない時などに、じっと見つめて瞬きしてくるかもしれません。
これは、「退屈だよ」「つまんないよ」というサインです。退屈しのぎができるおもちゃなどを与えてあげてください。