猫が膝に乗ってくれない!?

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猫が好きな方は猫と戯れることが好きなはずです。猫が膝に乗って甘えてくるのはたまらなくかわいいですよね。でも、なかなか愛猫が寄ってきてくれない。膝に乗ってきてくれない。と嘆いている方は少なくないようですね。
そこで今回はどうして猫が膝に乗ってきてくれないのか?また膝に乗ってもらうにはどうしたらよいか、その秘訣を紹介します。
猫が膝に載ってくれない理由
まずは猫が膝に乗ってくれない理由としてどんなことが考えられるか見てみましょう。
・暑い
猫が膝に乗ってくれない一つ目の理由として考えられるのはただ単に「暑い」からということがあります。暑い時期は毛皮を着ている猫にとっても暑いもの。だから余計暑くなるようなシチュエーションを選びません。
冬になると飼い主の布団の中に入ってきますが、夏になると布団に入ってくることはしませんよね?なぜなら暑いからです。膝に乗らないのもこれと同じ理由でしょう。
・成猫になった
猫が膝に乗ってくれない他の理由として考えられるのは「成猫になったから」というものがあります。
例えば多頭飼いしているところでは、仔猫のころはよく膝に乗ってきたのに、新入りの子猫が来たら乗ってこなくなった。ということがあるようです。もしかしたら成猫になって遠慮しているのかもしれませんね。
もしくは成猫になり精神年齢も上がって独り立ちしたという証拠かもしれません。
・性格
猫が膝に乗らない理由には「猫の性格」もあります。
もともとスキンシップが好きではない、人に甘えるタイプではないそんな性格の猫でしたら膝に乗ってくることもないでしょう。
無理やり抱えて膝に乗せようとすると嫌われてしまうかもしれませんね。
・気分が乗らない
猫が膝に乗らない理由は単純に「気分がのらない」だけかもしれません。
猫はマイペースな生き物。自分の気持ちを大切にします。ですから気が向いた時には向こうから寄ってきますし、気が向かなければさっといなくなってしまうような動物です。
なので膝に乗らないのも気分がのらないからでしょう。
・座り心地がよくない
猫が膝に乗ってくれないのは、もしかしたら座り心地がよくないからかもしれませんよ。
・警戒されている
猫が膝に乗らないのは猫に「警戒されている」のかもしれませんね。
もしかしたら普段猫の嫌がることをしているのかもしれません。無意識のうちにかもしれませんが、そんなことの積み重ねで愛猫に警戒されているのかもしれませんよ。
猫が嫌がる行為にはどんなものがあるでしょうか?
猫は大きな声や音を嫌がります。普段大きな音を出してはいませんか?また早足や走るなどの大きな動作も苦手にしています。さらに構ってほしくないときにいつまでもしつこく猫の体を触ってはいませんか?抱きかかえるときはおしりを持って体を支えるようにしていますか?安定感のない抱き方は嫌がられます。また猫はご飯を食べているときや、グルーミングをしているとき、そして寝ている時などに触られることをとても嫌がります。
普段何気なくこんな行動をとっていませんか?猫にも個体差があるので、すべての猫がそうではありませんが、これらは一般的に猫が嫌う行動の一部です。
何かしら当てはまる点があるなら、猫に警戒されている可能性があります。少し自分の行動を見直してみてはいかがでしょうか?
猫が膝の上に乗る理由
では逆に猫が膝に乗ってくる理由もみてみましょう。
・暖かい
猫が膝に乗る理由は「暖かいから」というものがあります。
猫が膝に乗らない理由のところで「暑いから」というものがありましたが、特に冬場ですと人間の体温を利用して温まろうと思い膝に乗ってくることがあります。
もともと猫は砂漠出身のため寒さを苦手としています。短毛種は特に寒がりです。ですから人間の膝の上はちょうどよい暖かさなのでしょう。
・所有権の主張
猫が膝に乗ってくるのは「所有権を主張している」ことも関係しています。
猫は縄張り意識の高い動物で、家の中はすべて縄張り、すべて猫のものなのです。ということは飼い主さんも猫にとっては自分の物ということになります。
特に外から帰ってくると猫が体を擦り付けてくることがありますよね?これは外から戻ってきた飼い主さんから知らないにおいがしているため自分のにおいを付けているのです。こうして自分の所有物としてアピールしているのです。
膝の上に乗ってくるのも同じ理由です。縄張り意識が強く、所有欲が強い猫は飼い主の膝に乗って自分のにおいを付けることで自分の縄張りの一部であることをアピールしているのです。
・かまってほしい、甘えたい
猫が膝に乗ってくる理由の一つに「かまってほしい、甘えたい」という猫の欲求が表れています。
かわいらしいですね。そんなときはたっぷりと可愛がってあげましょう。
・こっちを見て!のサイン
猫が膝に乗ってくる理由には「私をみて!こっちをみて!」というサインのこともあります。
特に飼い主さんが新聞を読んでいたり、パソコンで仕事をしてたりすると膝に乗ってきます。集中して何かをしているときに限って猫が邪魔してくる!というのは珍しいことではないようですよ。
この時の猫の心理には「私を見て!」というやきもちのようなものがあるようです。なんと言っても猫は自分が一番の動物です。ですから自分よりも他のことに集中している飼い主さんが許せないのでしょう。
こちらがかまいたい時には逃げるのに、こちらが何かに集中しているとかまってほしいとばかりに現れるなんて、本当に気ままな動物ですね。でもそんなところも含め可愛いのが猫ですよね。
・信頼している
猫が膝に乗ってくる理由は「信頼」の表れでもあります。
猫はもともと狩りをして生きてきた動物です。自分もいつほかの動物に襲われるかわからない緊張感のある生活なので、安心できる場所でしか寝ることができませんでした。
ということは飼い主の膝の上で寝るというのは飼い主のそばにいれば安心だと思っている証拠といえるのではないでしょうか?