飼い主さんが大好きなワンちゃんは多いことでしょう。「いつも一緒にいたい」という思いを、表情や仕草、行動で示してくれるワンちゃんがいますね。
そんなワンちゃんは本当に可愛らしいものです。きっと飼い主さんがしっかりとお世話をしてあげているのでしょう。強い絆が出来ていることの証ですね。
ワンちゃんと飼い主さんの仲が良いにこしたことはありませんが、依存するような関係になってしまっては問題が生じます。飼い主とひと時でも離れることが出来ずに、お留守番できなくなったワンちゃんもいるようです。
今回はそんなワンちゃんに焦点を当てたいと思います。もし、皆さんのワンちゃんがお留守番することができなくなったなら、どうしますか?どのような対策を立てることができるでしょうか?ワンちゃんが留守番できなくなる理由からその対策までをご説明させていただきますね。
ワンちゃんが留守番できなくなる?!
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ワンちゃんは留守番できなることがあります。もちろん、物理的に留守番することが出来ないわけではありません。飼い主さんが出かけてしまうことをワンちゃんが阻むことはできません。
しかし、ワンちゃんがお留守番に対して過剰な反応をしてしまうので、ひとりにさせることができないということが生じうるのです。
普通のワンちゃんであっても飼い主さんと別れることを寂しく感じるものです。しかし、飼い主さんが帰ってくるまでしっかりとそうした気持ちを我慢することが出来ます。
留守番できないワンちゃんはそうではありません。自分自身を制御できなくなるほどに不安を感じ、ストレスを抱えてしまうのです。そんなワンちゃんは飼い主さんが出かけると過激な行動にでることがあります。
飼い主さんが出かけようとするとどうなるの?
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留守番できないワンちゃんたちは飼い主さんが出かけてひとりになると、強い不安を覚えます。そして、破壊や吠え、排便・排尿といった行動にでます。帰ってきたら、家の中がぐちゃぐちゃになっていることもあるかもしれません。
そして近所迷惑ともなってしまう吠えには飼い主さんも困ってしまいます。飼い主さんがいない間、飼い主さんを呼ぶかのように吠え続けるワンちゃんがいます。そうなってしまうと近所からのクレームは避けられないでしょう。
こうした過激な反応を引き起こしてしまうので、飼い主さんはワンちゃんをお留守番させることができないと感じてしまうのです。
ワンちゃんが留守番出来ない理由
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ワンちゃんはどうしてお留守番できなくなるのでしょうか?これには大きな要因として2つの症状が考えられます。分離不安症と老化・認知症です。
分離不安症
分離不安症とは飼い主や仲間のワンちゃんから離れることによって、強い不安を覚える症状の事です。その不安によって周囲に大きな影響を及ぼします。ワンちゃんの精神的な問題が原因だと言えます。
老化・認知症
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ワンちゃんが老化したり、認知症になったりするときも、留守番できなくなることがあるようです。老化すると視覚・嗅覚・著力が衰えます。そうすると、周囲を把握することが難しくなるので、ひとりであることに対する不安が強くなるのです。その不安から吠え続けたりします。
またワンちゃんが老化により認知症を患うなら、昼夜問わず、吠え続けるようなことがあります。特に留守番している時にも、よくわからずにウロウロしたり、吠え続けたりするのです。
確かに老化・認知症のワンちゃんも留守番できないと言えますね。
ワンちゃんが留守番出来ないのなら、対策が必要です!
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ある理由でワンちゃんが留守番できないのであれば、対策が必要となってきますよね。飼い主さんが家から出ないことは現実的ではありません。
ワンちゃんの事を気遣ってあげたいものですが、その気遣いは「ワンちゃんをどうすればお留守番できるようにするか」という対策を練る方向に使うと良いでしょう。ワンちゃんにとって無理のない仕方で対策出来ると良いですね。
そのためには、ワンちゃんが留守番できない原因に合わせて対策を考えることが大切です。これから分離不安症と、老化・認知症のワンちゃんに対するお留守番方法を考えるようにしましょう。