古都奈良で、わんこと行くならココ!
日本最古の都、奈良県。
高松塚古墳、キトラ古墳などの遺跡周辺には国定公園が広がっていて、ワンちゃんと一緒に散策できます。
また、お寺の境内や寺院周辺、ところによっては寺院の中にまでワンちゃんと入れます。
そこで今回は、奈良をわんこと一緒に旅できるスポットを3つ厳選してご紹介します!
奈良公園で、鹿を見ながらお散歩しよう
nara-park.com
奈良公園には、鹿があちらこちらにいて、観光客がたくさん訪れる広い公園というイメージですが、実はこれは奈良公園の平坦部だけのイメージです。
この部分は、実際の公園全体の広さの10%ぐらいで、本来の奈良公園は、若草山や春日山原生林を含む500ヘクタールにも及ぶ広さがあります。
だいたい、東京ドーム100個分以上の大きさ。
平坦部だけでも、なんと東京ドーム10個分以上という広大な公園なのです。
奈良公園の平坦部には、春日大社、猿沢の池、東大寺、興福寺、正倉院などなど、国宝級のお寺や宝物殿が建ち並んでいます。
さすがにワンちゃんは、そんな素晴らしいお宝でも興味はないでしょうが、愛犬家としては、東大寺の盧舎那仏像(大仏像)などを見たときのリアクションが気になるところです。
平坦部でないところで注目したいのは、なんといっても若草山です。
ここは全体が芝生に覆われた高台の公園といった場所です。
リードは必須なので、ロングリードで遊ばせると気持ちが良く、ワンちゃんも喜ぶと思います。
そして春日山原始林はというと、春日大社の山として古くから保護されており、斧がほとんど入らない山でした。
ただ度々、台風で被害を受けたときに植林されているので、厳密には原始林ではないようです。
ですが、豊富な動植物が生息している、学術的にも非常に価値の高い山です。
標高は498mぐらいの低い山ですが、ハイキングコースなどもあるので、ワンちゃんが山歩きに慣れているのなら、少し歩いてみてもいいかと思います。
その際には、ご主人も愛犬も水分補給は忘れないでください。
平坦部も山間部でも注意すべきは鹿の存在です。
奈良公園は、平坦部だろが山間部だろうが、ところかまわず鹿がいます。
いないのは車道だけだと言っていいぐらいです。
また、人がいれば寄ってきて鹿せんべいをねだります。
昔はリンゴなどの果物を切ってきたものをあげている人がいて、鹿せんべいに飽きた鹿が群がっている光景を見たこともあるのですが、今は鹿の保護のため、鹿せんべい以外の食べ物を与えるのは禁止されています。
ちなみに鹿せんべいは、ワンちゃんも食べられるそうです。
昔から、おばちゃんが出店で売っていますが、自動販売機も随所にありますので、ワンちゃんが欲しがりそうなら、おやつ代わりにあげてみても大丈夫です。
このように鹿は、普通の野生動物よりは人間に慣れているといえますが、鹿にとって犬は敵対動物のようなので、警戒されたり、威嚇されたりすることがあります。
また、普通は動物がいる場所へのペットの同伴はNGなので、ワンちゃん自体も他の動物、特に鹿のように大きな動物には慣れていないでしょう。
どんな反応をするか見てみたい、なんて絶対に考えず、あまり近づかないようにすることが大切です。
鹿もビックリすると突然走り出したりするなど、予測のつかない動きをすることがあるので注意しましょう。
ワンちゃんは賢い動物なので、少し離れた場所で見ているだけなら、だんだんと慣れてくると思います。
鹿と戯れるというのは無理ですが、他の場所ではほとんど別の動物との出会いは制限されていることが多いので、そういった意味では楽しめると思います。
春日山原始林でも、珍しい鳥など、小動物や昆虫など、豊富な生き物が見られますので、おすすめです。
ただ、駐車場はかなり混んでいる場合が多いのでご注意ください。
そして休日に限らず、修学旅行や観光客で溢れているので、早めに行かれることをおすすめします。
朝早くお出かけして、ワンちゃんと緑いっぱいの奈良を楽しんでください。
- 奈良公園
- 広大な公園内は、お散歩にぴったり!
- 公園内には、鹿も!