家族との出会いを待ち続けていた犬
私はここにいるよ
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ジンジャーは殺処分率の高い保健所からミシガン州にある愛護協会に引き取られました。辛い犬生を強いられて来た彼女でしたが、心折れること無く一日も早くシェルターを卒業したいと願っていました。出典:https://barkpost.com/dog-in-shelter-700-days/
「ジンジャーは人が大好きで元気いっぱいの子なの。うちのシェルターでは殺処分は無いから家族がみつかるまでここで暮らすことができるけど、きっとどこかに彼女にぴったりの家族がいるはずよ」愛護協会のジェシカさんはそう話します。
こちらがプロットハウンドMIXのジンジャーです。
大きな耳はむしろ彼女の魅力の一つだと思いませんか?
そして尻尾でバシバシ叩かれても、犬好きの方なら逆に幸せな気分になるのではないでしょうか。
ではなぜこんなにかわいらしく人懐こいジンジャーは2年近くもご縁に恵まれないでいたのでしょうか?
その理由にはどうやら彼女の持つプロットハウンドの血が関係していたようです。
プロットハウンドの血を引くゆえに...
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プロットハウンドにはなんでも追いかけるという習性があり、他の動物を守るために庭に柵を張り巡らせた環境が必要となります。狩猟犬の血を引くジンジャーにもその習性があり、他の動物との共存の難しさも手伝ってご縁に恵まれなかったのです。出典:https://barkpost.com/dog-in-shelter-700-days/
プロットハウンドってどんな犬?
そんな疑問を持たれた方も多いでしょう。
プロットハウンドはその名のとおり日本原産の犬種では無く、1750年代にドイツ人のジョナサン・プロット氏がアメリカへ移住の際に伴った狩猟犬の一種です。
しかしながら現代の日本では実に多く見られる狩猟犬であり、悲しいことに飼い主から用済みとされたプロットハウンドが保健所に収容される機会も増えて来ています。
見た目はとても愛らしい犬種なのですが、鳴き声が非常に大きいこともこの犬種の家族探しの難しさの理由の一つになっているのかもしれませんね。
幸せを掴むための700日だったのかもしれない
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ペンバートン一家はずっと犬を飼いたいと思っていました。そんな中ジンジャーの事を知り2週間のトライアルに入るつもりでしたが、すぐに彼女に惚れ込み正式に家族として迎えてくれました。出典:https://barkpost.com/dog-in-shelter-700-days/
「ジンジャーは最高の犬よ。彼女以上の犬はそうそういないわ」とペンバートン一家。
こうしてその年、ジンジャーは家族とクリスマスを過ごしたのでした。
700日以上も待った甲斐があって、やっとのことで運命の家族に出会えたジンジャー。
愛護協会のジェシカさんもおっしゃっていましたが、やはりこの世のどこかには結ばれる運命の家族がいるんですね。
今思い返してみると、ジンジャーの長い700日はペンバートン一家に出会う為にあったのかもしれませんね。
やっとのことで幸せを掴んだジンジャー。
あなたの大きな耳も、ブンブン振り回す尻尾も、全部ひっくるめて家族はあなたのことを愛してくれていることでしょう。
Dog In Shelter 700 Days Has Too Much Love To Give, Needs A Family To Share It With