「じーーーっ」
ドーベルマンの前に座る女の子。
彼女は、目の前の大きなわんちゃんに興味津々な様子です。
「何か出てるよ?」
まじまじとわんちゃんの顔を覗きこむ少女。
彼女が一番気になっているのは、目の前でヒラヒラと揺れているアレです。
「取ってあげる」
そう、彼女の視線の先にあったのは、わんちゃんの舌ベロ!
まだ幼い少女は、無邪気に思いのままわんちゃんの舌を掴みます。
「あれ?取れないよ?」
軽く引っ張ってみたものの、柔らかく湿った舌はスルリと手から逃げてしまいました。
少女はもう一度舌を掴もうと、小さな手を伸ばします。
「じっとしててよー」
怒りはしないものの、やっぱり舌を引っ張られるのはご遠慮願いたいわんちゃん。
さり気なく上を向いて、少女の手から逃れます。