「ココに何かあるわん」
後ろ足で立ち上がり、何やら壁を調べている二匹のわんちゃん。
よくよく見ると、右のわんちゃんの手元に強い光が当たっていますね。
どうやら、鏡か何かが反射しているのか、煌々と輝く円が白い壁に映しだされているようです。
「壁にくっついて取れないわん」
わんちゃんたちは、その光が気になって仕方ない様子。
前足でカリカリと光の当たる部分を引っかいてみます。
「眩しくてキレイだから欲しいわん~」
掻けども掻けども、剥がれて落ちることのない光。
触っても感触のないユラユラした光を、わんちゃんはリズミカルに両前足で交互にカリカリし続けます。
「そもそもコレ何なんわん?」
さらに、鼻を近づけて臭いをチェック!
突然現れた明るい「何か」に、わんちゃんたちの疑問は深まるばかりです。
もう一匹のわんこが動き出す!