「ごはん、くれくれ~」
ごはんのボウルに両手を突っ込み、覗き込む灰色の猫ちゃん。
どうやらお腹がぺこぺこらしく、ごはんをご所望の様子です。
「ごはん、出てこい~」
「掘り掘りしたら、ごはん湧いてこないかなぁ…」
そんな願いを込めて、猫ちゃんはお手てを精一杯開いてぺたぺたとボウルの中を触ります。
「匂いはするんだけどな~」
前に食べたごはんの匂いが残っているのでしょうか?
猫ちゃんはせっせとボウルの中を掘り掘り。
「もしかして、二重底になっているのでは!?」と、ボウルの縁も真剣に調べます。
「そろそろ出てきても良い頃合…」
懸命にぺたぺたしても、一向に湧いてこないごはん。
猫ちゃんは「あれぇ?」と辺りをきょろきょろします。
カリカリがザザザザーっと雪崩れる音を探しているのでしょうか?
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ごはんは現れるかな?