犬が唸る理由その1「遊んでいる時に唸る」

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犬がおもちゃなどを使って飼い主さんと遊んでいて、急に唸ることはありませんか?
おもちゃの引っ張り合いになったら唸りだしたり。
そういう時は楽しくて興奮しているから唸っています。
お気に入りのおもちゃを取られたくないという所有欲の表れでもあるのですが、決して怒っているわけではありませんので、特に気になさらないでください。
犬が唸る理由その2「怖がっている時に唸る」

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耳を下げて、中には震えているのに唸っている場合は、怖がっている時です。
対象となるものは犬によって違いますが、来客や散歩中に出会う犬、時には飼い主さんも含めた人の手というケースもあるでしょう。
対象が目に見える場合と音など目には見えない場合で、怖がらせなくする方法は違うので、是非ドッグトレーナーさんなどに相談してみてくださいね。
犬が唸る理由その3「食事の時に唸る」

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自分の餌を取られないように威嚇する時にも唸り声をあげます。
これは本能からきているのですが、しつけをして安心であることが理解できれば収まります。
多頭飼いしている場合は、犬はなかなか安心して餌を食べることができません。
他の犬に取られまいという理由から唸る癖がついてしまうとなかなか治せないので、それぞれの犬用に餌のお皿を用意してやり、できれば各自の専用スペース(ケージの中など)で食事をさせると良いでしょう。
多頭飼いでない場合で、飼い主さんに対して唸るときは「餌は飼い主さんからもらうもの」ということを犬に理解させると唸る理由がなくなります。
子犬の時は一度の食事で与える餌はそう多くはありません。
フードをお皿に入れず一粒づつ飼い主さんの手から口に入れてあげることを続けていると、犬は飼い主さんに対して餌のことで唸ることはなくなります。
時間がなくて大変であれば、毎食30粒は手で与え、残りはお皿で与えてもよいでしょう。
生後二か月くらいまでにしつける必要があるので、是非安心であると理解させてあげてくださいね。
犬が唸ることに驚かないこと。

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飼い主さんにとって愛犬が唸るということは、あまりうれしいことではないと思います。
けれど、状況によってしっかり理由を判断して犬の気持ちを汲み取ってあげるようにしましょう。
恐怖を感じる対象があれば、取り除くか慣れさせるなどの対処をしていくことが大切です。
唸っているから叱るという悪循環だけは避けるようにしてください。
犬が興奮して唸る時は一旦クールダウンも!

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犬が遊びに夢中になって興奮して唸っている場合は、一度クールダウンさせてあげるのも効果的です。
おもちゃを咥えて離さない場合は、おやつを見せておもちゃを離すように指示します。
ちゃんとおもちゃを離したら褒めてあげる。
こういった流れをしっかり飼い主さんと作れていれば安心して遊べますね。
犬が唸ることは悪いことではありません。
状況によって自然と現れる気持ちだと受け取って、飼い主さんが落ち着いてどう対処してあげるかを判断していけるようにしましょう。
動物病院で犬を観察していると、普段家でリラックスしている時とは違う鳴き方をしていることが分かります。犬の鳴き声を聞き分けられると、犬がどんな気持ちなのかが分かってきますね!今回は犬の鳴き声の意味をご紹介していきます!
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