財政危機の京都市が159億円をかけて市役所本庁舎の改修を行った。「10年以内に財政が破綻しかねないと市民サービスの見直しが検討されているときに」と、司会の羽鳥慎一が19日(2021年11月)の放送であきれ気味に伝えた。
長嶋一茂「税収が無尽蔵と思うのは大間違い」
今年9月まで4年にわたった改修工事で、昭和初期の雰囲気を再現したとか、式典に使う「政庁の間」を復元、天井にはシャンデリア、壁は高級ホテルで使う緞子張りだ。さらに、茶室にも使える12畳の和室を備え、床柱は北山杉の磨き丸太。市議会議場も緞子張りに天井にはステンドグラス。駅から庁舎までの地下道もできた。
一方で、京都市は市債が8700億円に達し、5年間1600憶円の収支改善計画案にはバス代や保育料の値上げが盛り込まれた。それなのにここまで豪華な庁舎にするのかという問題だ。
長嶋一茂(スポーツプロジューサー)「税収が無尽蔵と思うのは大間違い。支出がこれだけ増えれば破綻するにきまっている」
玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「ちゃんとチェックしていないと、(役所は)こういうのをつくっちゃう。たぶん京都は日本一茶室が多い市だと思うが、なんで茶室で接待を市役所でやらなきゃいけないのか」
非常識行政のつけは市民が払う。この責任をだれがとるのか。知らぬ顔してすまされてしまうのだろうか。
(あっちゃん)