想像を絶する長い年月をかけて少しずつ形作られていく不思議な形の岩々たち。
今回はそんな奇岩群のひとつ、「橋杭岩(はしぐいいわ)」をご紹介します。
橋の杭のように規則的に並ぶ岩柱
「橋杭岩」があるのは、和歌山県東牟婁郡串本町。
吉野熊野国立公園に属しており、国の名勝や天然記念物の指定も受けています。
串本の海岸から大島に向かって850mにわたって一列に連なっており、数は大小40ほど。
並んでいる姿がまるで橋の杭のように見えたことからそう呼ばれるようになりました。
長い年月を経て岩の柔らかい部分が海に侵食され、硬い部分だけが残り現在のような姿になったそう。
橋杭岩には、かの有名な『弘法大師』が一晩で立てたという伝説も伝わっています。
諸説ありますが、弘法大師と天邪鬼が串本から島まで橋をかける競争をし、天邪鬼の策略で途中で止めてしまったことで、現在のように橋の杭だけが残った姿になったと言われています。
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幻想的!橋杭岩のライトアップ
橋杭岩の幻想的で美しい姿を見ることができるライトアップは、毎年11月上旬に開催されています。
今年の開催は11月3日から。ぜひ天気の良い日にご覧になってください。
2017年の開催予定
日程:11月3日(金)〜5日(日)
ライトアップ時間:17:15〜20:00
料金:無料
※天候により中止の可能性もあるので注意してください。
※特設駐車場が設置される予定です。
橋杭岩〜基本情報〜
所在地 和歌山県東牟婁郡串本町橋杭
交通・アクセス JR紀勢本線串本駅より古座方面へ徒歩20分、タクシー5分
問い合わせ先 電話:0735-62-3171 (串本町観光協会)
駐車場:無料60台
橋杭岩の向こう側から朝日が昇る様子も美しいです。
奇岩マニアもそうでない方もぜひ一度足を運んでみてください。
自然が作り出す芸術に圧倒されること間違いなしです!
※この記事は許可を得て掲載しています。