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埼玉工業大学 開発 深谷市 路線バス 自動運転 レベル4 区間で連続無介入走行100回達成 全区間37km112分2回/1日で自動化率95%超 冗長性を最大限確保し全区間レベル4めざす


埼玉工業大学が開発した自動運転AIシステムを搭載する深谷市のコミュニティバス「くるリン」は、社会実装が進んでいます。全長37kmの路線で、自動運転レベル2がほぼ全区間で運用され、一部1.2kmの区間ではレベル4での走行が実現しています。この取り組みは高齢化やドライバー不足が進む日本での地域交通確保に期待されています。特に、100回以上の連続無介入走行を達成したレベル4の運行は、ドライバーレスの未来を示しています。また、この自動運転システムは、既存のバスに後付けで導入できることから、全国の交通関係者から注目されています。システムの安全性や安定性を高めるために、冗長化・多重化が進められており、さらなる技術の進化が期待されています。

埼玉工業大学 副学長(産学連携担当)自動運転技術開発センター長 渡部大志 教授が率いる自動運転AIシステム開発が、深谷市 コミュニティバス「くるリン」定時定路線 北部シャトル+周遊便(1回 総距離37km 所要時間112分)に社会実装されて、全区間 自動運転レベル2 + 一部区間を自動運転レベル4 で動いている。

この埼玉工業大学 自動運転AIシステム搭載 深谷市 コミュニティバス「くるリン」は、埼玉工業大学と最寄り駅を結ぶスクールバスとして活躍する日野レインボーIIベースの自動運転バスの“新造進化版モデル”。

自動運転スクールバスで蓄積した走行データやプログラム・ソフトウェアを、既存の路線バスに社会実装すべくセキュリティ・安全性能・走行安定性などの自動運転システム系統を冗長化・多重化した新規製造モデル。

1.2km は自動運転レベル4 で走行

埼玉工業大学 自動運転AIシステム搭載 深谷市 コミュニティバス「くるリン」定時定路線 北部シャトル+周遊便の1回の運行は、総距離37km、所要時間112分。

そのほぼ全区間を自動運転レベル2 で走行し、そのなかの 上武大橋南~上中瀬(バス停)1.2km の区間は自動運転レベル4 で走っている。

自動運転レベル4 は、特定の条件下において、システムが完全に運転を担うレベルの自動運転。

運転者は運転に関与する必要がなく、システムが主体となって車両を制御する。

レベル4 区間で連続無介入走行 100回 超え

この自動運転レベル4 が実現すると、将来的にドライバーがいない状態でもバスを走らせられることから、超高齢化や人口減少、ドライバー不足が著しい日本でも、地域交通が確保でき、移動の利便性向上や交通弱者の救済にも期待できる。

6月28日には、この深谷市 コミュニティバス「くるリン」定時定路線 北部シャトル+周遊便 自動運転レベル4 区間 上武大橋南~上中瀬(バス停)1.2km を、ドライバーが運転介入しない“連続無介入走行”が100回を超えた。

全区間で自動運転レベル4 めざす

また、全区間で自動運転レベル2で運行し、6/28 時点でアクセル・ブレーキペダルとハンドルともに自動で走る自動化率が、95%をマーク。

「社会実装された埼玉工業大学 自動運転AIシステムを、安全、安心を最優先に、定期路線バス自動運行のなかで着実にアップデートしながら、全区間での自動運転レベル4 をめざしていく」(埼玉工業大学 副学長 自動運転技術開発センター長 渡部大志 教授)という。

―――埼玉工業大学の地元、埼玉県 深谷市で動き出した、自動運転レベル2 + レベル4 の路線バスに、さっそく乗ってみると、「ベテラン運転手が運転しているような、自然で安定した走り」を実感する。

たとえば信号機なし交差点での一時停止

たとえば、信号機がない交差点で、一時停止線でバスを止め、前後左右の安全を確認し、交差点に進入するシーンでも、人が運転していると思うほど、自然。

一般的な路線バスにないところは、現状では、「一時停止線、90、80……8、6、4、3、2、停車します、1、発車します」と確認呼称するロボット音声が聞こえてくるぐらい。

一時停止線を認知し、停止線までの距離(メートル)を連呼し、バス周囲の全方向を確認し、再び発進、交差点に進入する。

同様に、信号機がある交差点では、「信号機、100、90……」、道路脇に駐停車するクルマなどがいると、「障害物回避の要求があります、100、90……」と呼称する。

これもすべて自動。運転手はハンドルから手を、右足をペダルから離したまま。

冗長化・多重系化し安全性・安定性を確保

こうした路線バスの自動化は、自動運転AIシステムの冗長化・多重化がカギを握る。

埼玉工業大学が開発する自動運転AIシステム搭載 深谷市 コミュニティバス「くるリン」は、埼玉工業大学 自動運転スクールバスで培った技術を応用するだけではなく、さらに「可能な限りの冗長化と多重化」で“武装”した社会実装モデル。

「たとえば、ドライバー異常時対応システム(EDSS)の緊急ブレーキも含めて、ブレーキは4重系を超えている。LiDAR(光による検知と測距)や GNSS (全球測位衛星システム) 、ビジュアルオドメトリなども多重系化し、路線バスでの自動運転を実現させている」(埼玉工業大学 副学長 自動運転技術開発センター長 渡部大志 教授)

各業界が注目、名古屋から試乗にくる人も

深谷市 コミュニティバス「くるリン」は、既存の路線バス車両を“後付け自動運転AIシステム”を追加することで自動化できるという優位性から、全国の路線バス事業者や自治体地域交通関係者、自動車関係者などから注目を集めている。

「全国各地から業界関係者が見学・試乗に来てくれます。先日は自動運転を学びたいという学生も名古屋から試乗にきてくれました」(渡部教授)

―――全区間 自動運転レベル4 をめざし、地元の路線バス営業運転で進化させていく、埼玉工業大学 自動運転AIシステム搭載 深谷市 コミュニティバス「くるリン」。

その“走り”と“安定感”“安心感”を、実際に乗って体感してみて。

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