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Marvels of Saudi Orchestra マーヴェルス オブ サウジ オーケストラ がアジア初の東京公演! 吉田裕史や布袋寅泰も加わり「日本とサウジアラビア 音楽の絆」が結実_Saudi-Japan Vision 2030


サウジアラビア国立管弦楽団は、サウジ・ビジョン2030の一環として、2019年に文化省によって設立されました。この管弦楽団は、サウジアラビアにおいて長らく制約されてきた文化・芸術活動の一環として、5年という短い期間でワールドツアーを実現。東京公演では、サウジアラビアと日本の音楽が融合する独自のコンサートが開催されます。特に注目されるのは、日本のロックギタリスト布袋寅泰が特別ゲストとして参加し、伝統音楽と現代音楽の共演を演出します。この公演は日本とサウジアラビアの音楽の絆を深めるとともに、異文化交流の素晴らしい機会として注目されています。さらに、日本とサウジアラビアは外交関係の強化にも取り組んでおり、この音楽イベントはその象徴的な一環でもあります。

日本から 8700km離れた、アラビア半島の8割を占める、世界最大級の石油埋蔵量・生産量・輸出量を誇るエネルギー大国―――サウジアラビア王国。

ここサウジアラビアでは長い間、歌や舞踏、楽器演奏、芸能など芸術活動や文化事業が制約され、サウジアラビア国民への外国文化の紹介も限定的で、“大きな壁”が存在していた。

そんなサウジアラビアが、大きく舵を切ったのが、2016年からの経済改革構想「ビジョン2030」。

このサウジ・ビジョン2030 によって、文化・芸術活動も動き出す。

2019年に文化省が結成したサウジアラビア国立管弦楽団もそのひとつ。

それまでオーケストラなど聞こえてこなかったサウジアラビアに、サウジアラビア国立管弦楽団が結成されたことは衝撃。

そしてまさか、5年という短い歳月でワールドツアーへと“出港”し、フランス・パリ、メキシコ・シティー、アメリカ・ニューヨーク、イギリス・ロンドンを経て、アジア初公演として、日本に来日するとは―――。

それが、Marvels of Saudi Orchestra
マーヴェルス・オブ・サウジ・オーケストラ 東京
日本とサウジアラビア 音楽の絆

それが、Marvels of Saudi Orchestra(マーヴェルス・オブ・サウジ・オーケストラ)東京―――日本とサウジアラビア 音楽の絆。

11月22日 東京オペラシティ コンサートホールで開催される“サウジアラビア国立管弦楽団 東京コンサート”は、同楽団・合唱団のワールドツアー第5弾。

パリのシャトレ座、メキシコシティのオーディトリオ・ナシオナル、ニューヨークのメトロポリタン・オペラハウス・アット・リンカーンセンター、ロンドンのウェストミンスター・セントラルホールでの衝撃的ステージに続く、アジア初公演。

日本とサウジアラビアを結び、音楽を通じて異文化間のコミュニケーションを深めていく絶好の機会となる。

来日公演に向けて吉田裕史も意気込み

「Marvels of Saudi Orchestra」来日公演カンファレンス(11・20 @ヒルトン東京)では、サウジアラビア音楽委員会 ポール・パシフィコ(Paul Pacifico)CEO 、音楽監督 吉田裕史、東京音楽大学 糀場富美子 教授が登壇し、東京公演にかける想いを語り、期待を寄せた。

「サウジ音楽委員会は、文化省の11の分野別委員会のひとつで、王国の音楽分野の発展を監督することを目的に2020年に発足しました。

同委員会は、音楽教育への普遍的なアクセスを提供し、音楽の才能を高め、地域経済に貢献する、音楽セクターの発展を支援しています。

雇用創出、セクターの規制、世界クラスのインフラ構築を通じて、音楽セクターの経済貢献を高めることを目指しています」(ポール・パシフィコ CEO)

布袋寅泰もゲスト参加、多様性を奏でて

この東京公演では、サウジアラビア国立管弦楽団の演奏、日本伝統舞踊である雅楽、サウジアラビア国立管弦楽団と東京音楽大学オーケストラ・アカデミーの共演のあと、特別ゲストに、日本のロックギタリスト布袋寅泰が登場。

共通の感情を呼び起こし
共通の人間性を思い出させて

「マエストロ・ラミ・バシが作曲・編曲し、日本の作曲家・指揮者 吉田裕史(ヒロ)が日本人出演者への呼びかけに協力したこの東京公演は、日本とサウジアラビアの千年にわたる音楽の伝統への頌歌(しょうか)であり、両文化を完璧に融合させたものです。

大胆な試みとして、東京公演では、日本人ギタリスト布袋寅泰氏の特別出演により、ロックと日本、そしてサウジアラビアのクラシック音楽が共演します。

サウジアラビアと日本の音楽家がともにユニークなストーリーをつくりあげることで、共通の感情を呼び起こし、共通の人間性を思い出させてくれます」(ポール・パシフィコ CEO)

隔てるものよりも
つなぐものの方が多いことを示し
新たな道を切り開く

「マーヴェルス・オブ・サウジ・オーケストラは、単なるコンサートではなく、私たちを隔てるものよりもつなぐものの方が多いことを示し、新たな道を切り開き、次世代のサウジアラビア人アーティストにインスピレーションを与える試みです」(ポール・パシフィコ CEO)

―――そんな Marvels of Saudi Orchestra(マーヴェルス・オブ・サウジ・オーケストラ)東京公演は、次の3つのプログラムで構成される。

1:サウジ国立管弦楽団がサウジアラビアの指揮者リーブ・アーメドの指揮により伝統音楽を演奏

2019年に文化省によって結成されたサウジアラビア国立管弦楽団は、東京公演のために編曲・再構成したクラシック音楽を演奏。

和のテイストとアラブの伝統を融合させ、古くからの音楽の伝統を紹介し、日本の観客にサウジアラビアの音楽を紹介する。

才能豊かな指揮者ラミ・バシが編曲・作曲し、リーブ・アーメドが合唱を指揮。

2:雅楽宮廷管弦楽団

雅楽は日本の古典音楽の一種で、歴史的に宮廷音楽や舞踊に用いられてきた。

このコンサートでは、サウジアラビアと日本の伝統が融合し、観客が2つの古代文化に浸ることができる、新たな響きを生み出すという特別な役割を果たす。

3:サウジアラビア国立管弦楽団 × 東京音楽大学オーケストラ・アカデミー ハニ・ファラハット指揮

東京音楽大学は、日本で最も優れたクラシックの音楽家を輩出する大学として知られる。

マーヴェルス・オブ・サウジ・オーケストラでは、東京音楽大学オーケストラ・アカデミー50名の音楽家が、サウジアラビア国立管弦楽団・合唱団の100名の音楽家とともに演奏する。

特別ゲストに布袋寅泰も!

この Marvels of Saudi Orchestra(マーヴェルス・オブ・サウジ・オーケストラ)東京公演では、日本のロック界をけん引してきた布袋寅泰が特別ゲストとして登場。

サウジアラビアと東京のオーケストラとともに、布袋寅泰の代表曲を演奏。

同曲は、指揮者ラミ・バシが今回のコンサートのために特別に編曲。

フィナーレでは、日本とサウジアラビアのオーケストラが、両国の音楽の伝統を融合させてサウジアラビアの国歌を演奏する。

深まる日本とサウジの絆

サウジアラビア政府と日本政府は、2016年に「サウジ・日本・ビジョン2030」を打ち出した。

2017年にはオーケストラ交流が行われ、マエストロ・ヒロがリヤドで史上初のフルオーケストラコンサートを開催。

日本とサウジアラビアの外交関係樹立70周年に先立ち、日本の石破茂首相とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン・ビン・アブドゥルアジーズ・アル・サウド皇太子兼首相は、ことし11月5日にさまざまな分野で両国間の協力をさらに強化することで合意した。

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