60%は水分でできている、人間の身体。ということは、体重50kgの場合、約30kgが体内に蓄えられた水分ということ。
水は細胞に栄養素や酸素を届け、体内を循環させる役割を担うほか、水を飲むことで汗や尿から老廃物が排出され、血液がさらさらになったり、体温や血圧を常に一定に保つという役割もある。
そんな生きる上で欠かせない「水」なのに、飲料水について意外と知らないことばかり。
そこで、アクアソムリエ鶴田雅人氏が登壇した、「ミネラル勉強会」に参加してみた。
水の味の違いは、ミネラル成分の差
「水の違いを意識して飲んだことが少ない方はぜひ日常で飲む水の味を感じながら、できれば飲み比べていただけると違いが分かりやすい」ということで、いろいろな水を飲み比べしてみるけど……うーん、違いがわからない。
「水の味の違いの正体は、ミネラル成分の差から生まれます。運動すると汗とともにビタミンやミネラルが失われてしまうため、普段の運動量にあわせてミネラル含有量の異なる水を選ぶことも考えられます」(鶴田氏)
人は1日2リットル以上もの水を失う
次に気になるのが、飲む水の量。鶴田氏はこう教えてくれた。
「1日の水分の適切な摂取量は1.5~2リットル程度がおすすめです。体内の水分を見ていくと、肺や皮膚から約900ミリリットル、尿や便で約1.5~1.7リットル程度が排出されるため、1日で約2.4~2.6リットル程度が自然と失われていることになる。
いっぽうで水分を摂取する以外にも自然と体内に水が取り入れられるシーンがあります。食事で約80ミリリットル、体内の酸化作用で約300ミリリットルといわれているため、約1.1リットルは水分補給以外での水の摂取ができていると考えられます。
その人の運動量や、水分が多く含まれる野菜や果実、和食中心の食事か、水分が少ないパンやサンドイッチ、インスタント食品などのかんたんなもので済ませてしまっているか、デスクワークか外での仕事かなど、生活習慣によって目安の量に変動はありますが、体外へ排出されてしまう量、自然と摂取できる量の差分を考えると、約1.3~1.5リットルを飲み物から水分補給をしてあげることで、体内の水分量のバランスが保たれることになります。
ただし、汗をたくさんかけば排出量は増えますし、食事から摂取できる水分量が少ない日もあるので、約1.5~2リットル程度を飲むように心がけましょう。
とくにこれからはじまる夏場は汗をかいて水分が体外へ排出されてしまうため、常に意識して水を飲むことが大切です」(鶴田氏)
生活のシーンごとに意識して飲む
そうか。そんなに飲まなければいけないのか。では、どんなタイミングで飲めばいいのか。
「生活のシーンごとに意識して飲んでいただくと良いかもしれません。たとえば朝昼晩の食事のときに1杯ずつ、睡眠中は水分が失われるため就寝の前後で1杯ずつ、入浴でも汗から水分が体外へ出てしまうためお風呂の前後で1杯ずつと考えると、これだけで7杯飲んでいることになります。
この他にも仕事中や、運動の前後などタイミングごとに意識して水を飲めば、そこまで難しくはないかもしれません」(鶴田氏)
小分けにして水を飲む、夏場は積極的に
「水の飲み方にもちょっとしたポイントがあります。1日1.5~2リットルの水を飲まなければいけないと考えると、一気に大量の水を飲んでしまう人もいるかもしれません。
しかし、一度にたくさんの水分を摂取すると体内へ吸収しきれず、汗や尿便で体外に流れ出てしまうため、できるだけ小分けにして水を飲むことがおすすめです。
1日8~10回程度、時間を変えながらご自身のライフスタイルに合わせて水を飲んでください。
また、渇きを感じたときはすでに脱水が始まっている状態になるため、喉の渇きを感じる前に水分を摂取することが大事です。
高齢の方はとくに喉の渇きを感じにくくなっていたり、最近は室内でも脱水の症状が発生したりしているため、夏のかくれ脱水防止のためにも、夏場はとくにご自身の中で水分補給のタイミングを決めて水を飲んでいただくのが良いです」(鶴田氏)
硬水と軟水の違いを知る
「よく聞く軟水・硬水という言葉ですが、ペットボトルのラベルに書かれている硬度によって決まります。
硬度はカルシウムとマグネシウムの含有量によって算出される値です。コンビニなどでよく見かける日本のミネラルウォーターはだいたい20~60mg/L程度の水が多く、ほとんどが軟水に当てはまります。
ヨーロッパは硬度が高い水が多く、エビアンは300mg/L程度の中硬水、コントレックスは1,500mg/L程度の硬水です。これは地形や土壌の違いによるもので、日本人が飲みなれており身体にも合っているのは軟水といえるでしょう。
硬水は0カロリーでミネラルを摂取できるいっぽう、ミネラルが多いことによりざらつきや重さなど味にクセを感じやすかったり、便秘解消に良いとされるマグネシウムも多く含むため、胃腸が弱い方だとお腹がゆるくなることもあります。違和感がない方は硬水を選ぶのも良いでしょう。
いっぽうで日本人が慣れ親しんでおり、手に入りやすいのは軟水のため、基本的には軟水の中から選ぶシーンが多く考えられます。とくにミネラル成分が薬を邪魔することもあるため薬を飲むときや、お茶・出汁などの成分が抽出しやすいため料理に使うのは軟水がおすすめです」(鶴田氏)
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