英会話や英文メールで、相手にお願いごとをする時があると思います。でも、どう言ったら失礼のない丁寧な依頼ができるのか、分からない人も多いんじゃないでしょうか。
そこで今回は、丁寧さの順に依頼をする時の英文フレーズをまとめてみました。これでもうお願いごとをする時も怖いもの知らずです!
英語で丁寧に依頼をする時の英文フレーズ10選
さて、具体的な依頼の英文フレーズを見ていきましょう。数字が大きいほど、カジュアルな表現になっていっています。
丁寧な依頼表現
1.It would be really help if you could do it.
それをやってもらえると、とっても助かるのですが。
これはもう、超丁寧な言い方ですね。文章が長くてやや覚えにくいですが、要は”It would be really help”「とっても助かるな」と”if you could do it.”「もし君がそれをしてくれたら」と2つの文章で分けて考えると理解しやすいでしょう。
ニュアンスとしては「これはもしもの話なんだけどね…」という押し付けないニュアンスなので、目上の人でも同僚や友人に超丁寧に依頼をする時でも使えます。これ1つおさえておけば、まず失礼な言い方は避けられるでしょう。
2.I wonder if you could do it.
それをやってもらえないかなと思っているんですが。
wonderで「〜じゃないかと思う」という意味で、「あなたにやってもらえないかと思っています」というやんわりとしたニュアンスが丁寧さを表現しています。
3.Maybe, could you do it?
それ、やってもらえたりしませんか?
これも丁寧な言い方で、Could you〜で丁寧にお願いをする時の表現になります。そこに、maybeが入って「もしかして…やってもらえたりしますか?」というニュアンスになるので、押し付けない依頼の表現になります。押し付けない表現が丁寧になるのは、日本語でも同じですね。
普通&ややカジュアルな依頼表現
次に、日常英会話や仲の良い同僚との会話で使いたい依頼フレーズを見ていきましょう。カジュアルな表現が多いので、目上の人には使わないでくださいね。
4.Could you do it?
それやってもらえないかな?
Could you〜は文章が短い依頼表現の中では割と丁寧な部類に入ります。シンプルですが、目上の人に使っても失礼にはならないので便利な表現です。友人に使えば、ちょっとかしこまったお願いごとをされている、という印象を相手は持つでしょう。
5.I need you to do it.
あなたにやってもらいたいんだけど。
need you to doで「あなたにやってもらう必要がある」という意味になり、やや丁寧な依頼表現になります。
6.Will you do it?
それ、やってくれない?
CouldではなくWillを使うとカジュアルさが増します。フランクに「〜してよ」くらいの意味になります。友人同士などで使うことが多いですね。
上から目線な依頼表現
7.Please do it.
それ、やっといてよ
Pleaseを付ければ丁寧になると思っている人が多いのですが、これが要注意!Pleaseを付けても文章は命令形になっているので、あくまでニュアンスとしてはカジュアルorやや上から目線の依頼になります。
なので、ニュアンスとしては「これやっといてね、よろしくね」という意味になります。同僚や後輩に言う分には大丈夫ですが、先輩などに言うと失礼だと思われてしまうので要注意です。
8.I want you to do it.
それ、やってくれるよね?
直訳すると「あなたにやってもらいたい」となりますが、ニュアンスとしては「やってもらって当然」という意味を含むので、押し付ける意味が強くなります。相手がするべきことをやっていない時に使いましょう。
9.You should do it.
それ、やるべきだね。
shouldで「〜するべき」という意味なので、ニュアンスとしては「もう当然やるでしょ?」くらいの意味になります。もはや命令と言ってもいいくらい、やんわりとした依頼というよりは命令に近い表現です。
10.You have to do it.
ちゃんとやってね!
これは親が子供を叱った時などに使ったりします。”have to”で「〜する必要がある」という意味なので、「絶対やってね!」というニュアンスになります。完全に立場が上であれば使えますが、日常生活では使わないでおきましょう。
お願いをする時は、一言添えるとグッとネイティブらしくなる!
英語で相手に依頼をする時、いくら丁寧でも突然にお願いごとをされるとびっくりしてしまうかもしれません。そんな時に便利なのが、
Do me a favor?(お願いがあるのだけど…)
という一言です。これを具体的にお願いしたいことを言う前に添えるだけで、グッと相手とのコミュニケーションが円滑になります。”favor”は「お願いごと」という意味で、これは非常に便利な表現なのでそのまま覚えておくのがおすすめです。
以上、いかがだったでしょうか?なかなかニュアンスまで理解しにくい依頼表現ですが、この記事に書いてあることをおさえておけば、まず問題ないはず。ぜひ1つずつ実際に使ってみてください!