意思の疎通は、日本人同士でも難しいですよね。英語でならばなおさら、一生懸命に伝えようとしたのに、誤解が生じたりすることも多々あるかと思います。今日は、「違うよ、そうじゃない。」と英語で言えるようになってみましょう。
誤解を防いで、余計な喧嘩はしない!
自分が意図した意味と違う、ネガティブな意味で話し相手が解釈してしまうと、不穏な空気になりますよね。喧嘩にだってなりかねません。ちょっとした行き違いが生まれそうなときには、サッと一言加えるだけで状況は好転します。
会話で生じた誤解をを否定する表現
I didn’t mean it like that. / That is not what I meant.「そういう意味じゃない。」
mean(意味)を使っているので、わかりやすい表現だと思います。文法的にはit とかWhatって何を指してるの?
と少々複雑に思えますが、フレーズとして暗記されることをお勧めします。
John : Are you sure you can cook for everyone?(本当にみんなに手料理をふるまうの?)
Sarah : Do you think I am a bad cook?(私が料理が下手だって言いたいの?)
John: No, I didn’t mean it like that.(そういう意味じゃないよ。)
That is not what I am trying to say.「そんなことは言っていない」
相手が何か勘違いして、怒りそうになっていたり、ネガティブに捉えていると察知したらすぐにフォローする一言として使えます。
man: That dress looks strange(そのドレス、なんか変だよ。)
woman: What are you trying to say? I am fat?(私が太ってるとか言いたいわけ?)
man: No. That is not what I am trying to say.(そんなことは言っていないよ。)
That is not my point.「そういう問題じゃない。」
日本語でも、「そこはポイントじゃない」と言いますよね。議論の焦点がずれていると感じた時に使います。
Joe : So we shouldn’t get caught.(だから、バレなければいいわけだ。)
Adam : That is not not my point.(そういうことじゃないよ。)
誤解を解くために言い直す
I mean~ 「私が意味するのは~」
What I meant was~ 「私が意味したかったのは~」
What I am trying to say is~ 「何を言おうとしているのかというと~」
My point is~ 「論点は~」
「」内は直訳的なものですが、これらをすべてまとめて、「つまり、言いたいのは~」という表現になります。
John : I didn’t mean it like that.(そういう意味じゃないよ。)
I mean you need some help to make a lot of food.(言いたいのは、たくさん作るなら、手助けが必要だろうってこと。)
Adam : That is not my point.(そういうことじゃないよ。)
What I am trying to say is you shouldn’t steal money.( お金を盗むべきじゃないって言ってるんだ。)
I didn’t mean to ~「そういう意味じゃなくて〜」
これまでは、言いたいことがうまく伝わらなかった時の表現でしたが、これは自分の行動に対して釈明する場合に使います。to の後には動詞がついて、「~するつもりではなかった」と言います。
I didn’t mean to hurt you.(君を傷つけるつもりじゃなかったんだ。)
I didn’t me mean to disturb you.(邪魔をするつもりはなかったよ。)
誤解を解ければ平和で仲良くいられる
本記事で紹介した表現で誤解を解くことができます。しかし、誤解を解く前に単純にI am sorry.(ごめんね)と一言付け加えましょう。あなたがそういう意味で言ったわけでなくても、相手には不快に伝わってしまったことは謝罪するのがベターです。
起こった誤解を解けそうな気がしてきましたか?意思の疎通ができていない時は、まずはシンプルに、最も伝えたいことは何だったのかを考えて見てください。きっと落ち着いて説明することができるはずです。