1.
人魚姫は言いました
「定時で上がりたい」
そこへ魔女がやってきて言いました
「定時上がりにしてやろう、けど代わりに大切なモノをもらう」
人魚姫は喜びました
そして魔女の言った通り人魚姫は定時で退社できました
けれども次の休日、魔女は言いました
「休日出勤な」#日本社畜昔話—日本社畜昔話 (@syachiku_tsurai) June 1, 2016
2.
王子様は、死んだ白雪姫が収められている棺を見つけ、中にいる白雪姫の耳元で呟きました。
「納期、明日だぞ」
白雪姫が突然目を開けました。それを見た王子様は、こう続けました。
「それと、死んでいた間の給料は出ないから」
それを聞いた白雪姫はもう一度死にました。#日本社畜昔話—日本社畜昔話 (@syachiku_tsurai) May 28, 2016
3.
社長が怒って言いました。
「給料分働け!」
するとどういうことでしょう。
全社員の動きが止まってしまったのです。#日本社畜昔話—日本社畜昔話 (@syachiku_tsurai) June 1, 2016
4.
おじいさん「笠は売れなかった…でもお地蔵さまが吹雪の中で寒そうにしていたからかぶせてあげた」
おばあさん「それはいいことをしましたねおじいさん」
本社からの電話「おたくのところの商品の在庫と売上が合っていないのですが、どう責任をとるつもりでしょうか」 #日本社畜昔話
—日本社畜昔話 (@syachiku_tsurai) February 14, 2016
5.
兎は全力で駆け抜けました
動きの鈍い亀は遙か遠くに見えます
すると、兎はゴール直前で上司に呼び止められ、追加の業務を渡されました
仕事がデキるからと課された膨大な業務をこなす内、いつしか亀に追い抜かれ、亀は先に帰っていきましたとさ#日本社畜昔話
—日本社畜昔話 (@syachiku_tsurai) June 2, 2016
6.
赤ずきん:お父さんはなぜ夜遅くに帰ってくるの?
父:君達を養う為さ
赤:お父さんはなぜ休日にパソコンするの?
父:社内業務を片付ける為さ
赤:お父さんはなぜ携帯離さないの?
父:緊急の連絡に対応する為さ
赤:「お仕事楽しい?
父:…
赤:…お父さん?#日本社畜昔話—日本社畜昔話 (@syachiku_tsurai) June 2, 2016
7.
うんとこしょ、どっこいしょ
一人じゃかぶは抜けません
「一人じゃ無理だ、手伝ってくれ」
「無理と思うから無理なんだ」
うんとこしょ
「一人じゃ無理だ」
「頭を使えばできる」
うん
「一人じゃ」
「人に頼るな」
新社員が抜けました#日本社畜昔話—日本社畜昔話 (@syachiku_tsurai) June 1, 2016
8.
吾輩は社畜である。利益はまだない。どこで間違えたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめしたオフィスでワーワー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで初めてブラック企業というものを見た。しかもあとで聞くとそれは企業という社会中で一番獰悪な部類であったそうだ。
—日本社畜昔話 (@syachiku_tsurai) June 2, 2016
9.
「あなたが落としたのは、この"社員を駒としか見ていない経営者"ですか?それともこちらの"社員をコストとしか見てない経営者"ですか?」
「どちらもイヤです」
「あなたは正直者ですね。でも生き残るのはその両方を兼ね備えた経営者です」#日本社畜昔話—日本社畜昔話 (@syachiku_tsurai) June 2, 2016
10.
シンデレラ「もうすぐ 00 時じゃない!」
王子「どうしたんだシンデレラ。夜はこれからじゃないか」
シンデレラ「00 時にリリースするので会社に戻ります」#日本社畜昔話—日本社畜昔話 (@syachiku_tsurai) May 31, 2016
11.
あかずきん「どうして派遣会社の取り分は大きいの?」
赤ずきんは消されてしまいました。#日本社畜昔話
—日本社畜昔話 (@syachiku_tsurai) May 30, 2016
12.
お婆さんが川で洗濯をしていると、上流工程からどんぶらこと案件が流れてきました。
お婆さんは3割中抜きして そのまま下流に流しました。#日本社畜昔話—日本社畜昔話 (@syachiku_tsurai) April 23, 2016
13.
「マッチいかがですか」
少女はマッチを売りました。月給は手取り13万円、月200時間を超えるサービス残業、氷点下0度の過酷な労働環境の中で。
少女が寒さに耐え兼ねてマッチを擦ると、会社は商品であるマッチを無断使用したとして、少女を訴えました。#社畜童話—中原るん (@ru_n__) March 24, 2015
14.
#社畜童話
「決して中を覗いてはいけませんよ」
しかし男は我慢できなくなり、部屋の中を覗いてみた。するとツルがレットブルの空缶を積み上げて仕様書を書いていました。
「なにを?」
「ああっ、バラさないで下さい!労基に知れたら会社に迷惑がっ!!」—Taichi Andoh (@19760611) March 25, 2015
15.
赤ずきん「どうして私の休日は取れないの?」
おおかみ「それはね、年末の繁忙期だからだよ」
赤ずきん「じゃあ、どうして私の残業代は出ないの?」
おおかみ「それはね……お前を食い物にするためさぁ!」#社畜童話—worey (@worey10) March 25, 2015
日本社畜昔話のTwitterはこちら:@syachiku_tsurai