小学校の算数の授業では、掛け算を用いる文章問題において、掛け算の式に特定の順序を定めて指導することがあり、もしその順序に沿っていなければ、答えが正解であっても、減点もしくは不正解になる場合があります。
この「掛け算の順序問題」はネット上でもしばしば話題に上がり、
数学的に間違いではない式を不正解とする教育の在り方に疑問を抱く人は少なくないようです。
実はこの問題は日本だけの問題ではなく、アメリカでも今ネット上で議論を読んでいます。
それがこの問題。
1問目は恐らく、5×3の途中式に関して、先生は恐らく「後ろの数字を、前の数字分だけ足す」という指導としたため、「5+5+5」ではなく、「3+3+3+3+3」にしなさい、という意味で減点にしたのでしょうが、もちろん「5×3」を「5+5+5」「3+3+3+3+3」どちらに置き換えても数学的に間違いではありません。
また、2問目に関しては1問目の解き方とは違い、「(縦)×(横)」の長方形の面積を求める要領で1を1つ1つ並べて数える解き方を指導したと思われます。
その際、「前の数字が縦で、後ろの数字が横」とする指導をしたため、その逆を書いてしまった図を減点としたものと思われます。
この2問とも、数学的に解釈として間違いがないことから、この途中式を減点とする指導に怒りに近い感情でコメントをするユーザーが続出しているようです。
交換法則が成り立つ掛け算において、順序を定める教え方、あなたはどう思いますか?