台風といえば、夏から秋にかけて日本に襲来するというイメージが強く、冬はお休み中・・・。なんて思っている方はいないだろうか。実はそうではなく、冬でも夏でも1年中発生する。そんな中、今回とんでもない台風が発生していることをご存知だろうか。現在発生している台風2号の中心付近の気圧はなんと895hpaというとんでもない気圧だ。
895hpaの台風とはどんなものか
【台風情報】台風2号は非常に強い勢力となっており、中心付近では台風の目がクッキリと現れています。今後もさらに発達し、明日には猛烈な勢力となる予想です。https://t.co/4WpHrkL5JQ pic.twitter.com/fg6dlVp5rf
— ウェザーニュース (@wni_jp) April 17, 2021
さて現在発生している台風2号の中心気圧は、985hpa。強さのランクで言えば最強クラスの「猛烈な」という、最も危険度の高い台風である。しかも気圧が900hpaを下回るのは、21世紀に入り4個目ということで、ここ20年にまだ4つしか発生していない。
そういった意味合いでもかなり恐るべき台風というわけだが、猛烈な台風は風速が54m/s以上。人間はおろか建物まで吹き飛ぶまさしく猛烈な風。否、風というより時速200kmで走る新幹線に衝突するという意味合いに近い。
ちなみに2005年にアメリカで発生した、死者数1,836人のハリケーンカトリーナは、902hpaでカテゴリー5のクラス。それよりも気圧は低い。
日本への影響はあるのか
台風2号がものすごく発達しています.
18日6時時点での中心気圧はなんと895hPa!中心付近の最大瞬間風速は85m/s(時速306km)です.沖縄や小笠原諸島への影響が気になるところです.最新の台風情報にご留意ください. pic.twitter.com/X4uoERwuUZ— 荒木健太郎 (@arakencloud) April 17, 2021
現在の台風の予報進路を見てみると、まだ予報円が大きくブレる可能性があるが、可能性としては沖縄や小笠原諸島への影響が懸念される。
その後、本土に接近するのかどうかはまだわからないが、油断は禁物で今後の台風情報に注意したいところだ。
コロナ禍の中、そして頻発する地震の影響の中、日本はまた新たに上空にも注意しなければならない季節がやってきそうだ。
Source:Tenki.jp