上の図ではX、Y、Zという3つの数字に関する足し算と掛け算の式が表されています。今回の問題は、3つの数字X、Y、Zを答えることです。上の図からわかることは、3つの数字を足した答えと3つの数字を掛けた答えが等しくなるということです。あなたはこの2つの式に当てはまる3つの数字を答えることができるでしょうか。3つの数字は1桁の数字として考えてください。
3つの数字X、Y、Zは1桁の数字ということですから...。
3つの数字X、Y、Zは1桁の数字ということですから1、2、3、4、5、6、7、8、9の中のいずれかということになります。
とりあえず、Yに2という数字を当てはめてみましょう。
Yに2を当てはめると、最初に示された式は下のようになります。しかし、この後はどのようにすると良いのでしょうか。実際にXとZに色々な数字を当てはめてみると良いのですが大変そうです。Yには2を当てはめてみたので、Zには3を当てはめてみましょう。
Yには2、Zには3を当てはめると、最初に示された式は下のようになります。ところで、「X+2+3」の答えと「X×2×3」の答えが等しくなるような「X」という数字は存在するのでしょうか。
最初に示された式からXを除いた式で考えて見ましょう。足し算の式は2+3=5となります。また、掛け算の式は2×3=6となります。下の図からもわかるように、足し算の式の答えと掛け算の式の答えは異なっています。Xにどのような数字を当てはめると、2つの式の答えが等しくなるのでしょうか。
もし、そのような数字をみつけることができれば、Yに2を、Zに3を当てはめてみたことは正しかったといえます。しかし、もしそのような数字がない場合は別の数字の組み合わせを探さなければなりません。
あなたは、すでにX+2+3=X×2×3となるようなXの値を見つけ出してしまったでしょうか。
答えです。
Xに1を当てはめると、足し算の式と掛け算の式の答えは等しくなります。X=1、Y=2、Z=3が答えとなります。
X=1、Y=2、Z=3が答えであることはわかりました。しかし、足し算と掛け算では数字の順番が異なっていても足した答えや掛けた答えは変わりません。つまり、1、2、3という数字を使っているのであれば、X=2、Y=1、Z=3というものも答えであるということができます。
つまり、1、2、3という3つの数字を並べ替えて、それぞれをX、Y、Zに適する数字として答えてもよいということになります。
このように考えると、「X=1、Y=2、Z=3」、「X=1、Y=3、Z=2」、「X=2、Y=1、Z=3」、「X=2、Y=3、Z=1」、「X=3、Y=1、Z=2」、「X=3、Y=2、Z=1」を答えとすることができます。
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