現在、猛威を振るうコロナウイルスの対策に向けて飲食業界ではさまざまな工夫が見られます。ソーシャルディスタンスを促す営業、パテーションの設置、デリバリーやテイクアウトの割引など飲食ならではの対策が各店舗で見られます。そんな中、スタバの愛称で知られるスターバックスコーヒーのある店舗で実施されている予防法が完璧な対策だと話題になっています。
一切の会話なしで注文できるスタバが話題に
スタバのレジで「指差し注文にご協力お願いします」という紙をみせられた。無言でメニューを指差して注文する形式で、手話でありがとうと言われた。すっごい徹底した感染対策だなぁと感心して珈琲飲んでたんだけど、あとからなんかおかしいなと思って調べたら、聴覚障がいの人たちが働くスタバだった。
— naoko.h (@tricot75) July 23, 2020
上記の投稿を見ると、たまたま訪れたスタバで一言も喋らず指を使った意思表示だけで注文を完了できたとのことです。また、そのテンポのスタッフは聴覚障がいのある人たちとのことです。
この投稿を発端に、ネット上では非常に大きな話題となっています。
聴覚障がい者のスタッフが働くお店ならではの工夫と判明
この話題になっているスタバはサイニングストアと呼ばれる店舗であることが判明しました。
手話ができなくても大丈夫、スタバのサイニングストア。|Editor's Blog|Blog|https://t.co/DvHoflZdSS(フィガロジャポン) https://t.co/6Li5id3LiU
確かにこれの方が注文しやすそうだ。 pic.twitter.com/zj0sAHK8YZ
— やま (@ku_yama) July 21, 2020
こちらの投稿を見て頂くとイメージが湧きやすいかもしれません。このようにイラストを指差しすることで注文ができるシステムのようです。確かにこれならば、聴覚にハンデのある人でもまったく問題ありません。聞き間違えや注文間違えといった他のミス防止にも繋がるのではないでしょうか。
手話が共通言語となる『スターバックス コーヒー nonowa国立店』 が6/27(土)にオープンします。聴者と聴覚に障がいのあるパートナーが共に働き、誰もが自分らしく活躍できる居場所づくりを目指します。ご来店の際には整理券が必要となります。 https://t.co/4dhfSWQ4P0 pic.twitter.com/WS6azHp0CM
— スターバックス コーヒー (@Starbucks_J) June 24, 2020
この取り組みを行っているスターバックス コーヒー nonowa国立店は6月27日オープンしたばかりのかなり新しい店舗ですが、既に大きな反響が寄せられています。手話でプロモーションを行う上記の動画も画期的です。
素晴らしい取り組みと称賛声集まる
このスタバの取り組みに対して、高く評価するユーザーの声が多数確認できます。
口パクは、実際の発話するよりも飛沫を飛ばしませんから感染リスクを小さくしていますよ。
マスクは飛沫防止のためなのだから、口話で済ませられるならマスクは入りません。
これも障害者店舗のノウハウにアドバンテージがあるみたいですね。なんだかワクワクしてきました。発見だ。
— 鈴木 俊 (@iwateTS) July 24, 2020
言葉を使わずコミュニケーションが取れるお店ということで、聴覚障がいを持つ人の働ける場になっている点はもちろん、今深刻な問題になっているコロナウイルスの感染拡大防止に対しても非常に効果的ということで、素晴らしい取り組みと称賛の声が集まっています。
他にも、障害あるなしに関わらず適材適所は大切だし、コミュニケーションをとる方法はきっといくらでもあるといった印象的な投稿も見られました。
他の店舗でも類似の工夫見られる
今回のスタバの取り組みは非常に大きな話題になっていますが、他の飲食店でも類似の工夫を行っているケースが見られる機会も多くなってきました。
そういえば昨日サイゼリアへ寄ったが
注文は紙に書いて渡す形式だった。
コロナ対策かと思ったが
店員さんたちが日本語をハッキリ話せないような
外国の方ばかりのようだった。 https://t.co/gGigizGCrv— mikawa (@mikawa13) July 24, 2020
注文を紙に書いて渡す形式のお店もあるようです。そこでは多くの外国人スタッフが働いていたとのことです。
度々話題になるスタバですが、多くの人の雇用促進に繋がる今回のサイニングストアに関しては幅広い支持を受け好調なスタートができたようです。
source:nonowa国立店|スターバックス コーヒー ジャパン